2017年08月15日

来季こそメジャー制覇を! : 全米プロゴルフ選手権 松山英樹、悔し涙の5位終戦

 余程悔しかったのだろう。
 あんなに涙を見せる松山選手を観たのは少なからず衝撃的だった。

 かつて米ツアーのメジャーに負けて、あそこまで悔しそうな姿を見せた選手はいただろうか?
 つまりそれだけ松山選手は本気で勝つつもりで戦っていたわけで有り、それに見合う実力も有ったということだと思う。
 勝ったトーマス選手に有って松山選手に無かったもの、それはいくつ有ったのかは解らないが、その内のひとつ、そして一番大きかったものは間違い無く『勝利の女神の微笑』だったと思う。
 
 
 昨朝の大阪は気温が低く、曇りがちで最高の朝ラン日和だったが、日本人初の米メジャー制覇の瞬間を生で観たくてランオフとし、全米プロゴルフ選手権の生中継を観ていた。
 最終日、バックナインに入った段階で単独トップに立っていたのはその日本期待の松山英樹選手だった。

 10番ロングで、松山選手が6mほどの長いバーディーパットを沈めて一時的に2位との差を2打とした時、『松山選手が勝つとすればポイントはこのバーディーだったかも』と考えたが・・・


 「勝てる人になりたい」松山英樹、白いタオルが受け止めたメジャー惜敗の涙(ゴルフダイジェストオンライン)

◇海外メジャー◇全米プロゴルフ選手権 最終日(13日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7600yd(パー71)

戦いの汗を含んだ白いタオルが涙を受け止めた。首位に1打差の2位から日本勢初のメジャー優勝を狙った松山英樹は5バーディ、6ボギーの「72」で回り、通算5アンダーの5位で終えた。10番を終えた時点で単独首位に立ちながら、11番からの3連続ボギーで後退。同組でプレーしたジャスティン・トーマスにメジャー初タイトルを譲った。

勝者への歓声を背中越しに浴びながら、目に涙を浮かべて18番グリーンを降りた。ただただ、悔しい。タオルにうずめた頭を上げるたびに、松山は泣き、顔をまた覆った。

「日本ツアーで、アマチュアでやっていたときのような緊張の仕方でした」というスタートから、不調を嘆いた前日までとは違い、ショットでリズムを作った。「きのうよりは良いショットが出てピンにも行っていた」。第1打をピンそば3mにつけた6番(パー3)から2連続バーディを決め、8番を終えて単独首位に浮上。10番(パー5)で6mのバーディパットをカップの向こうの”壁“に当てる強気のパットで3つ目を決めた。

サンデーバックナインの流れが、急激に目の前の相手に傾いたのはその直後だった。10番で、トーマスの2.5mのバーディパットはカップの左フチで止まった。天を仰ぐこと数秒。あきらめて歩き出そうとした瞬間、ボールがコロンと消えた。風か、運命のイタズラか。「ジャスティンは9番でも難しいバーディパットを入れていた。10番はああいう形でバーディを獲って『なんか、持ってるな』と思った」。松山も悪い予感を抱いた。
続く11番では312ydを飛ばした1Wショットの後、フェアウェイからの2打目をグリーン右のピンに近いサイドに外し、ショートゲームにミスが出てボギー。「バーディチャンスにつけられる位置からボギーにしたのが、ふがいない」。12番の1Wは「良いショット」が左の木に当たり、深いラフにはまってボギー。さらに13番(パー3)はピンを大きく右に外すショットで3連続ボギーをたたき、一気に3打差をつけられた。

終盤14番から2連続バーディで再び1打差に詰め寄り、難関の上がり3ホール“グリーンマイル”を迎えたが、16番で1mのパーパットがカップに蹴られパターが宙を舞った。「ティショットのミスと(パー)パットのミス。入らなかったのが結構、効きました」

2位で終えた6月「全米オープン」、7打差の5位から最終日をスタートした7月「全英オープン」以上にチャンスはあった。64ホール目までは、ワナメーカートロフィに誰よりも近い位置にいた。「ギリギリのところでやれるのは楽しい。勝てれば、なおさら楽しい」。極限の緊張状態で戦える喜びはあるが、あと一歩が届かない要因を松山は必死に探る。

今季は世界ランキングでトップ3に入り、米ツアーの年間ポイントレースもけん引。前週「WGCブリヂストン招待」で最終日に圧巻の「61」をマークしてシーズン3勝目を挙げた。“彼ら”とそん色ない力を持つことは誰もが知っている。「気持ちの部分も成長しないといけない。ただ、自信を持って打てる技術がないのかなと思う」と松山は言った。一方で、「やっぱり、場数が増えればそれだけチャンスが増える。その1回に当たるように、チャンスを増やしたい」と、歩みを止めずにいれば順番が巡ってくることへの確信もある。

「ここまで来た人はいっぱいいる。ここから勝てる人と、勝てない人の差が出てくると思うんで。勝てる人に、なりたいなと思います」。泣きはらした目で松山は誓った。ここまでたどり着いた選手だけが知る涙の味。惜敗の重みを受け止めながら、2017年のメジャーを戦い終えた。(ノースカロライナ州シャーロット/桂川洋一)
(引用終わり)


 悔しかったのだろう。 松山選手は大きな白いタオルで涙をぬぐい、しゃがみこんでしまうほどだった。 それでも気丈に立ち上がり、続くインタビューに答えた。 その姿に超一流のアスリートの姿を見たように感じた。
 インタビュアーも複数の方が涙声だったように思う。 インタビュアー達も、彼の努力と本気を知っていたのだろう。

 しかし、本当のターニングポイントとなったのは、先に書いた10番の松山選手のバーディーパットでは無く、その直後のトーマス選手のパットだったと思う。


 松山を逆転V 軌跡の「12秒遅れのカップイン」に全米騒然「待って・・・もう少し・・・!」(THE ANSWER)

優勝トーマス、カップ縁に止まったボールが12秒後にイン「こんなの見たことない!」

 男子ゴルフの全米プロゴルフ選手権(クウェイルホローC)最終日は13日(日本時間14日)、4位から出たジャスティン・トーマス(米国)が6バーディー、3ボギーの「68」で通算8アンダー。前半を終えて首位に立っていた松山英樹(レクサス)を後半で抜き、逆転でメジャー初Vを飾った原動力となったのは10番。バーディーパットがカップの縁に止まるも、12秒後にカップイン。奇跡のバーディーを演じ「これぞ究極の待機だ」「カップ際で粘るボールを忘れない」と動画付きで速報され、全米で話題となっている。

 歓喜は「12秒遅れ」でやってきた。

 10番パー5。トーマスは第3打をピンまで約3メートルの地点につけ、迎えたバーディーチャンス。ラインを読み、慎重にパットを振るとフックしたボールはコロコロとカップ方向に転がり、入るかに見えた。しかし、手前からカップの左の縁を沿うようにして、ピタリと止まってしまった。ボールの右半分近くがカップを覗いている状態だ。

 止まりかけた瞬間、トーマスは「右側に落ちろ」と念を込めたのか、右手を挙げたが、願いは叶わず。惜しすぎるパットに観客も「オーッ」というため息交じりの声が上がった。しかし、ドラマはまだ終わっていなかった。

 中継カメラがいかに惜しいパットかを伝えるように、どんどんズームにしていく。止まってから5秒、10秒と立っていた。そして、次の瞬間、ボールはコロンと落ちてカップイン。パーの落胆が一転、バーディーの歓喜が訪れた。観客は信じられないといった様子で通常のバーディー以上の大歓声を上げ、いったん背中を向けていたトーマスも驚いたようにキャディーとグータッチした。

「12秒遅れのバーディー」に各メディアは騒然となった。

各国メディア「待って、もう少し…!」、ファン「これはなんと素晴らしい」

 大会公式は「待ってみよう。きっと良いことが起きるから」、PGAツアー公式は「諦めてはいけない。ゴルフはインチ単位の試合なんだ」、欧州公式ツアーは「待って、もう少し待って…!」、PGA of Americaは「待って…待って…カップインだ!」と公式ツイッターに動画付きで速報した。

 さらに米「ゴルフ.com」は「これぞ究極の待機だ」と称賛した後で「私たちはカップ際で粘るジャスティン・トーマスのボールを忘れることはないだろう」と紹介。米「ゴルフチャンネル」はビックリ顔の顔文字3連発で興奮ぶりを伝えている。

 動画を見たファンも「これまでゴルフの神様の存在を信じなかった者もいただろう」「こんなことは今までで一度も目撃したことがない! 一度もだ!」「これはなんと素晴らしい…ハイタッチだ!」「キャンドルに火を灯した!」とコメントが相次ぎ、騒然とした様子だった。

 プレー規則では「不当に遅れることなくホールに歩み寄る時間に加え、球が止まっているかどうかを確かめるために更に10秒間待つことができる」とされている。

 ミラクルバーディーから松山逆転の道が見えた。9番を終えた時点で単独首位の松山とは1打差の通算6アンダー。このホールはそろってバーディーとしたが、トーマスはさらにスコアを1つスコアを伸ばした。一方、5ボギーを叩くなど2つスコアを落とした松山らを抜き、劇的な大逆転でメジャー初優勝を飾った。

 この10番の第1打では曲げたショットが木に当たって跳ね返ってくるなど、抜群の運も持ち合わせていたトーマス。まさにこの日、「ゴルフの神様」に愛されていたとしか言いようがない男が、初のメジャータイトルを手にした。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
(引用終わり)


 このバーディーパットがカップの縁に止まった瞬間、僕は「よしっ!」と声を出した。 しかし、あまりに際どかったので僕も「入るな」と念じながらTV画面に見入った。 しかし、10秒経ったかどうかというタイミングで、ボールの重心が大きくカップ側に傾いて・・・
 僕はこの『10秒ルール』を知っていたので、「このカップインは認められるのか?」と考えた。 実際、抗議すればカップインが認められなかった可能性は有るのでは無いかと今でも思っている。 しかし、アメリカ人で有るトーマス選手はこのサンデーバックナインでアメリカの期待を一身に背負おうとしていたし、実際、ツーサムの同組だった松山選手にとってはアウェーな雰囲気のラウンドで有ったのも事実。 もし抗議が認められなかったとしても松山選手へのブーイング等も有っただろうと思う。
 いずれにしても、あのパットが入った瞬間、もしトーマス選手が勝ったなら、これがターニングポイントになったのだろうと思った。
 しかもこの10番ホールでは、トーマス選手の打ったティーショットが大きく左に行き、左の林に突っ込んだものの、大きく跳ね返り、フェアウェイど真ん中に戻るというラッキーも有ったという、神掛かったバーディーで有った。
 しかもバックナインで2度もパットがカップに蹴られた松山選手に対し、トーマス選手はこの10番以外でも2度もカップの縁を半周周り、カップインするというシーンが有った。 二人の間に有った差は、やはり1番大きなものは『勝利の女神の微笑』、次に『アウェーかホームか』という差だったと思う。

 松山選手は本当に悔しかったのだろう。 あんなに一目をはばからずに涙を流す松山選手を観るのは初めてだった。
 しかし、その悔しさが有る限り、きっとメジャー勝利の日は彼を待っていると思いたい

 そんな松山選手にプライベートでのビッグニュースが発表されたのは今朝の驚きだった。



 松山、一般女性と結婚&子供がいた!今年元日に婚姻届、7月に第1子誕生(サンスポドットコム)

 男子ゴルフで世界ランキング2位の松山英樹(25)=LEXUS=が14日、一般女性と約5年の交際を経て、結婚していたとマネジメント会社を通じて電撃発表した。今年元日に婚姻届を提出。同7月には第1子が誕生していた。松山は日本時間同日に終了した今季メジャー最終戦「全米プロ」で5位に終わり、期待された日本男子初のメジャー制覇はならなかったが、人生のパートナーを得て巻き返しを狙う。

 松山は、ゴルフ人生で最高の支えとなる伴侶を迎えていた。

 「かねてから交際しておりました一般女性と今年1月に入籍をいたしました。また、7月には第一子が無事に誕生いたしました事を報告させていただきます」

 この日、マネジメント会社を通じて報道各社にファクスで報告。直前まで全米プロでメジャー初制覇をかけて戦い、惜しくも5位で終了。あわただしい中での電撃発表は、無骨な松山らしいけじめの付け方となった。

 松山は全米プロの最終ラウンドのホールアウト後、悔し涙を流しながら取材などに応じ、車に乗り込んだ。実はその直後、母校である東北福祉大の先輩で同じく出場していた谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=のもとにかけよって結婚を報告。谷原から「おめでとう」と祝福を受けていた。

 松山は東北福祉大在学中にお相手の一般女性と出会った。交際を続け2014年に大学を卒業した直後、母校のゴルフ部の阿部靖彦監督(55)に「米国に連れていきたい」と申し出た。だが恩師に「自分のことを頑張ってから連れて行きなさい」と諭された。

 4位と大躍進した16年の「全米プロ」の終了後。松山は「結婚しようと思います」と阿部監督に再び相談すると「いいんじゃないか」と背中を押してもらった。

 松山は今年7月の「全英オープン」後に一時帰国し阿部監督と再会。その後、米ツアーに集中させるため、教え子にかわって恩師が日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長(74)、中嶋常幸(62)や日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長(61)らに結婚の報告を行った。

 約5年の交際で人生のパートナーとした一般女性について、マネジメント会社はプライバシーを配慮し名前や職業などを明かしていないが、阿部監督は「控えめで、きちんとしていて、支えてくれる女性」と説明した。

 松山は今後も米ツアーを主戦場にするため、家族を米フロリダ州オーランドの自宅に迎えて新生活を始める。

 「結婚し子供が生まれてのブリヂストン招待での優勝はひときわうれしかったです。まだまだ未熟な私たちですが、力を合わせ目標を達成するために努力してまいります」。夫となりパパになった松山が世界を舞台とした新たな戦いに臨む。
(引用終わり)


 石川遼選手もそうだが、相手が女子アナ等のような有名人では無く、同級生等という普通の人と結婚というところが好感が持てる。 松山選手にも幸せになって欲しい。

 遼君ファンの僕としては、松山選手と米メジャーの優勝争いをしている二人を観たいところ。
 
posted by ちゃんちゃん at 10:11| 大阪 ☔| Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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