昨日の神戸マラソンで、元ボクシング世界チャンピオンの長谷川穂積氏が余裕で完走したそうな。
元世界チャンプの長谷川穂積は余裕の完走 「本気で走れば3時間半は切れます」(スポニチアネックス)
◇第7回神戸マラソン(2017年11月19日)
ボクシング元世界チャンピオンの長谷川穂積(36)は4時間38分10秒で完走した。
18キロ付近まで初マラソンの泰子夫人(36)に伴走して1キロ6分ペースで走っていたが、そこからスピードを上げ、さらにラスト1キロは5分を切るハイペースでゴール。「地元やし、街がきれいやし、気持ちよかった」とニンマリ。「本気で走れば3時間半は切れます。でも、もういいです」とマラソン“引退”宣言だ。(引用終り)
こういう大口を叩いたと見えるような記事が出ると、思った通りこの記事には『そんなにサブ3.5は甘く無い』というコメントがいくつも付いた。
僕も同じような想いを持った方なので、実際の長谷川氏の走りを調べてみた。
以下の通り。(タイムはネットタイム)
走破時計 4時間38分10秒(6分36秒/km)
前半ハーフ 2時間34分19秒(7分19秒/km)
後半ハーフ 2時間03分51秒(5分52秒/km)
ラスト2.195km 10分09秒(4分37秒/km)
このタイムで走り、後半上げて、ラストをここまで上げられるのだからさすがは超一流のアスリートとしか言いようが無い。
少なくとも僕よりは実力が有るのは間違い無いし、瞬発力は全然違うように思える。
サブ4は確かに楽勝でしょう。 でもサブ3.5となるとどうでしょうか?
僕もやっぱりサブ3.5はそんなに甘く無いと思う。
少なくとも今後、サブ3.5に挑むつもりが無いのならば、『本気で走れば3時間半は切れます。』なんて言うべきでは無い。 プロのアスリートならなおさらです。 それではいわゆる『まだ本気出して無いだけだ』というのと、『やればできる子』と同じ。 でも『やればできる子』も、『やらないとできない』のだ。 そこを目指して頑張っている人が居る限り、プロのアスリートならなおさら、軽々しくそういうことを言うべきでは無いと僕は思う。
長谷川穂積 official blog REAL BOAD 神戸マラソン
全部で5:00/kmでないと走れませんから。
後半ハーフがサブ4ペースにもなっていませんしねぇ。
ただ、最後は確かに速いです。
余力充分に見えなくも無いです。
ただ、今年の神戸マラソンのラスト2.195kmは、半分が神戸大橋の下りです。
超一流アスリートですから、もしかしたらやってのけてしまうのかもしれませんが、それでもやるつもりが無いなら言うべきでは無いと思うんですよね。
ちょびさんはまずは回復が最優先ですね。
恐れて大事にし過ぎるのも良く無いですが、しっかりと自分の身体と対話して調整していただければと思います。
まぁそれなりにマラソンのトレーニングをすれば楽勝なんでしょうけど、俺はそんな暇なことはしないと言っているようにも受け取れます。
お付き合いで出走したんだとは思いますが、まぁ一言余計ですね。嫌いなボクサーではなかったんですが。
一言多い。
『本気で走れば3時間半は切れると思う。 1年以内にやって見せるよ。』とかなら何の問題も無かったんですけね。 やる気も無いのに『本気でやればできる』というのは、やらない中学生となんら変わりは無い安っぽいセリフとしか言いようが無いです。
まあ、どういう風にインタビューされて、どういう風に答えたのかは解りませんし、これだけでこの人物を否定することも無いとは思うのですが、ブログを見ても、少し浅はかだという印象は拭えないというのが本音では有りますね。
まあ、ボクサーですし、これくらい強気なのが普通と言えば普通なんでしょうけど。