2017年12月24日

代表は宮原と坂本か? : 全日本フィギュアスケート選手権2017 女子FS

 皆さん、本当に良く頑張った
 
 
 4年に1度の五輪代表を賭けた全日本は今年も熾烈を極めました。
 女子においては、僕の印象では毎回素晴らしい演技での闘いになるような気がします。 今大会もそういう大会になったと思います。

 僕の印象に残った選手の感想を書いていきたいと思います。


 まず13番滑走、SP11位、FS17位で総合16位の竹内すい選手
 果敢に3Aに挑戦し、しっかりと着氷しました。
 いや、あの3A、悪く無かったと思います。 回転もギリギリ足りているのでは無いかと思います。
 相変わらず国内選手権なのに厳しい。 今季は国際大会もかなり厳しいので、厳しく判定することで修正を促すというのも解る気がするのですが、全日本を少々甘く(僕はルールにのっとって『微妙なものは選手の有益に』判定して貰えれば別に甘くは無いと思うのですが。)判定して世界にアピールしても良いと思うのですが・・・ どの選手も関係者も少々甘く判定したところで手放しで喜んだりしないでしょうしね。

 続いては14番滑走、SP12位、FS14位で総合13位の荒木菜那選手
 ジャンプの質が高く、今後楽しみな選手だなと思いました。

 16番滑走、SP9位、FS6位で総合8位の横井ゆは菜選手
 もともと各クラスでトップを走って来た選手ですが、昨夜のFSは最高でした。 僕の中では昨夜のベストオブベストはこの横井選手でしたね。
 レヴューが付かない質のジャンプに加え、曲調も良く捉えた振り付けだったと思いますし、衣装も合っていて、それにとても華が有ったなと。 いや、素晴らしいの一言でした。
 ジュニアでは紀平選手に続き2位、全日本ジュニアは4位だったみたいですが、是非とも世界ジュニアに選出されて欲しいです。
 ジュニアでは日本は3枠みたいですが、全日本ジュニア優勝(かつ全日本3位(ジュニアで1位))の紀平選手はすでに内定済。 全日本ジュニア2位で全日本10位(ジュニアでは3位)の山下真瑚選手も当確でしょうか。 残り1枠を、この全日本ジュニア4位で全日本8位(ジュニアでは2位)の横井選手と、全日本ジュニア3位で全日本13位の荒木選手が争うという感じでしょうが、昨夜のFSを観ると、横井選手に行って欲しいという気持ちになりますね。

 17番滑走、SP8位、FS7位で総合9位の白岩優奈選手
 こちらも横井選手に続き神演技か? と思った最後のジャンプで無理して転倒・・・ しかも続くレイバックスピンを取りこぼしてレベル1に・・・
 本当に惜しかった。
 でも気持ちの籠った素晴らしい演技だったと思います。

 18番滑走、SP7位、FS3位で総合5位の三原舞衣選手
 こちらもほぼ完璧な演技でした。
 代表争いという意味ではSPの出遅れは痛かった。

 20番滑走、SP5位、FS2位で総合3位、見事表彰台に喰い込んだ紀平梨花選手
 3A2本を素晴らしい質で決めました。
 3Loが勿体なかったですが、一応6種8トリプルでした。
 国内大会とはいえ浅田真央さんに続く1大会3本の3Aを決めました。 3Aに挑む選手がチラホラ出て来た中、いま世界で一番安定して、かつ質の高いのもこの紀平選手でしょう。 これを維持するのは大変だと思いますが、『誰よりも諦めずに挑戦し続けてて来たから跳べる』と本人が言う3Aを維持し、これからも世界の舞台で闘って欲しいと思います。
 まずは世界ジュニア、ロシア勢は強いですが、是非とも表彰台に上がって欲しいと思います。

 22番滑走、SP2位、FS1位で総合優勝の宮原知子選手
 素晴らしい演技でした。
 最後は珍しく派手なガッツポーズを決めました。 よほど嬉しかったのでしょうね。
 GPシリーズ復帰戦ではやはり簡単では無いなと思っていたのですが、この短期間で良くここまで仕上げて来ましたよね。 おそらくムチャクチャ頑張ったんでしょう。 少し休んで欲しいですね。
 浜田コーチの方が泣いていましたね・・・



 宮原は「本当に我慢の子」逆転Vに浜田コーチ感涙 一時は「5年後を」と声かける(デイリースポーツ)

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 出場2枠を争う平昌五輪最終選考会を兼ねた大会で女子フリーが行われ、SP2位の宮原知子(19)=関大=がノーミスの完璧な演技でSPとの合計220・39点(フリー147・16点)をマークし4連覇で平昌五輪代表に内定した。指導する浜田美栄コーチも涙を流しながら教え子を見守った。

 2位にはSP首位の坂本花織(17)=シスメックス=が213・51点で入った。3位には年齢制限で五輪出場権のない紀平梨花(15)=関大KFSC=が合計208・03点で入った。2枠の代表争いの残り1枠は坂本と、GPファイナルに出場し、今大会4位だった樋口新葉(16)=日本橋女学館=の争いになると見られる。フィギュアスケートの平昌五輪代表は24日に発表される。

 極限の大一番で、ほぼ完ぺきな演技を見せた宮原の姿に、浜田コーチは、涙が止まらなかった。宮原は昨季、左股関節を疲労骨折。3月の世界選手権などの欠場を強いられ、11月のNHK杯まで11カ月も実戦から離れた。五輪に向けて、最悪のスタート。浜田コーチは当初、実直な宮原を焦らせないために「(22年北京のある)5年後を目指していこう。25歳でも五輪には出られるよ」と声を掛けたほどだった。

 その言葉を宮原は黙って聞いていたという。本人曰く「自分としては平昌五輪を諦めていなかった」。故障箇所が使えなくても、上半身のトレーニングや体幹、食事面などやれることをやった。浜田コーチは「一切ブレなかった。泣き言1つ言わなかった」と、当時を振り返った。

 絶え間ない努力はこの日、大きな実を結んだ。多くの有力選手を抱える浜田コーチの教え子の中でも、宮原のひたむきな姿勢は群を抜く。「指導を始めた当初は五輪行ける選手になるなんて思わなかった。それでもひたむきに練習を積んできた。私の方が引っ張ってもらったぐらい。本当に我慢の子。やっぱり努力は報われるんだなと教えてもらいました」。積み重ねた努力が、夢舞台への階段となった。
(引用終わり)


 23番滑走、SP3位、FS8位で総合6位の本郷理華選手
 転倒2つは有りましたが、それで切れること無く、最後まで一生懸命滑りました。
 長久保コーチが突然引退されたりと、辛かったシーズンだったのでは無いかと思いますが、きっと最後までしっかり滑ると強い意志を持って演技していたのでしょう。 感動しました。



 あきらめなかった本郷理華 コーチ退いても転倒しても(朝日新聞DEGITAL)

 (23日、フィギュアスケート・全日本選手権女子フリー)

 「悪いときは必ずある。あきらめずに乗り越えたら、強くなれるよ」

 コーチや家族にかけられたそんな言葉を胸に捲土(けんど)重来を期してきた本郷理華だったが、ショートプログラム3位から総合6位と順位を落とした。

 長い手足を生かした大きな踊りと豪快なジャンプ。そんな本来の持ち味を十分に発揮してきた。

 2014年シーズンにシニアグランプリ(GP)デビューし、ロシア杯で優勝。GPファイナルと世界選手権で共に6位になり、注目を浴びた。

 しかし、そこからは下り坂だった。昨季は、四大陸選手権で10位、世界選手権で16位。けがもあり、「不安があった」と涙した。

 06年トリノ五輪の荒川静香を見て、「自分も五輪で金メダルを取りたいという夢を持った」という。荒川と同じ仙台のリンクで、荒川を育成した長久保裕コーチに師事して力をつけてきた。リンクの閉鎖で長久保コーチが名古屋に拠点を移したとき、指導を受け続けるために9歳で親元を離れて名古屋に引っ越した。

 その長久保コーチは五輪シーズンの今年9月、家族の事情もあって退任した。異例の事態にも「長久保先生もびっくりするような演技ができるように頑張りたい」と前向きに話した。

 この日のフリーは2度、転倒したが、すぐに立ち上がって滑り続けた。成瀬葉里子コーチ、母でもある裕子コーチに見守られ、「あきらめずに」を貫いた演技だった。
(後藤太輔)
 

 最終滑走、SP1位、FS4位で総合2位の坂本花織選手。
 いやあ、あの緊張感の中、本当に良く頑張りました。
 滑走順は彼女にとっては大変厳しいものになり、ずっと緊張した感じの演技だったように思います。
 そんな中、冒頭の3-3こそ危なかったですが、残る要素を確実に決めて行きました。
 素晴らしかったです。 このここ一番での強さは是非代表に選出してあげて欲しいと思いました。

 さて、その代表争いはこの坂本花織選手と、樋口新葉選手の争いですね。
 坂本選手が総合210点を超えられなければ樋口選手かと思っていましたが、213点を超えて来ました。 少し点差がつきましたから、坂本選手でしょうか?
 坂本選手と樋口選手の間に紀平選手が入ったのも印象的に小さく無いような気もします。 樋口選手が表彰台を逃した上、間に紀平選手が入ったことで、点差もついたという印象にもなるでしょうし。


 女子フィギュア残り1枠、決め手は「五輪でいい成績取れる」こと 委員長語る(デイリースポーツ)

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 平昌五輪代表女子2枠がかかる中で、女子フリーが行われ、SP2位の宮原知子(19)=関大=がSPとの合計220・39点(フリー147・16点)をマークし、4連覇で平昌五輪代表に内定した。残る1枠は2位の坂本花織(17)=シスメックス=か、4位でグランプリファイナル出場者の樋口新葉(16)=日本橋女学館=の2人による争いになると見られる。3位には年齢の規定を満たさない紀平梨花(15)=関大KFSC=が入った。この争いに、日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア委員長が取材に応じた。

 五輪出場2枠のうち1枠は全日本選手権優勝者が内定。残る1枠は(1)全日本選手権2位・3位、(2)過去3年の成績による世界ランク上位3人、(3)今季の世界ランク上位3人、(4)今季のISUベストスコア上位3人、(5)GPファイナル出場の5つを満たす各選手のうち、総合的に判断して選考される。

 グランプリファイナルにも出場している樋口は全日本選手権の順位以外の条件(2)から(5)までの4項目を満たしている。坂本は(1)、(3)、(4)の3項目を満たしている。

 日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア委員長は、ハイレベルな戦いとなった女子フリー後「みんなすばらしかった。五輪代表を決めるにふさわしい試合だった」と笑顔。「(選考)基準の多い方が勝ちという問題ではない。五輪に出していい成績が取れるというところをふまえて判断すると思う」と語った。代表選考は24日に行われる。
(引用終わり)


 このニュースを額面通りに受け止めれば坂本選手のような気もしますが、樋口選手の爆発力もバカにできないですからね。
 個人的には坂本選手を代表に選出していただきたいと思います


 一昨日の男子SPもついでで申し訳無いですが少しだけ・・・

 山本草太選手、怪我から良く戻って来ましたね。
 彼にとっては随分と構成を落とした演技でしたが、気持ちは籠っていたように思います。
 山本選手、歌いながら滑っていましたね。
 観客の皆さんも暖かかったです。 最後はスタオベでしたね。
 今夜のFSも頑張って欲しいです。

 田中刑事選手はキレッキレでしたね。
 代表にかなり近付いた感じでしょうか?

 無良選手はその田中選手の盛り上がった演技の後で良く頑張りました。 代表争いに踏みとどまったでしょうか?
 
posted by ちゃんちゃん at 06:51| 大阪 | Comment(2) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しています。気分的なものかもしれませんが、ここ数年完全にブログ界から遠ざかっておりますが、昔なじみの方々のブログは時々拝見させて頂いています。

実は、遠ざかっているといえば、なんと数年ぶりに昨日のフィギュアスケートをTV観戦。

五輪本番よりおもしろいのではないかという代表争いの混戦模様。宮原さんのケガからの復活(まるで1年ぶり出走で有馬を勝ったトウカイテイオー)や、なにより兵庫県出身者の活躍など楽しみが多かったことが要因。

マオちゃんがいないスケートはちゃんちゃんさんには寂しいですよね。

あと1枠、楽しみに待ちましょうかね。

では。
Posted by demachi at 2017年12月24日 07:26
おお! demachiさん!!
ご無沙汰しております!

お元気にされてますでしょうか?
少し前のdemachiさんの記事、なんてコメントしたら良いのか解らず、コメントできていなくて申し訳無いと思っていたんですよ。
その節は申し訳有りませんでした。
また、コメントありがとうございます。

真央ちゃんの居ない全日本は寂しいと書いたばかりですが、それでも五輪代表はdemahiさんがおっしゃるように五輪本番より面白かったかもしれませんね。
以前では中野友加里選手がギリギリで行けずに観ていて歯がゆかったですが、今回は2枠しか無いことも結果的には面白くなった要因だったかもしれません。
兵庫県出身者もそうですが、京都出身者も含め、近畿圏の選手が強かったですしね。
Posted by ちゃんちゃん at 2017年12月24日 09:15
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