2019年04月25日

小出監督が逝去・・・ 僕もあんなふうに人生を終えたい

 二人の五輪メダリストが弔問で涙・・・
 
 
 高橋尚子さんに、「お前はこれからも輝け」小出氏遺言(日刊スポーツ)

00年シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さん(46)が、女子マラソン界の名指導者・小出義雄さんの死去から一夜明けた25日、千葉・佐倉市内の自宅へ弔問に訪れた。80歳で亡くなった恩師と約1時間対面した後、涙があふれ出た。入院中の小出さんからは「夢をかなえてくれてありがとう」と電話で感謝を伝えられ、最後に言葉を交わした4月18日には「お前はこれから輝いていけよ」との遺言を授かったと明かした。

   ◇   ◇   ◇

高橋さんは沈痛な面持ちだった。午後1時40分から約1時間。今までの「御礼」「一緒に歩んできた思い出」などを恩師に語りかけた。ただ、いつもと違って目は閉じたままだった。「本当にすぐ目を覚ましそうで…。『高橋です』と言ったら、目を開けていなくても『分かるよ。声で』っていう言葉がいつも返ってきていたので。今日もそうやって目を開けてくれるんじゃないかと思って。すごく苦しい思いになりました」。涙があふれ出た。

3月下旬。小出さんから電話があった。「俺はあと1日、2日だよ」。最初はいつもの冗談かと思い「何言っているんですか」と返したが、様子が違った。「今までいっぱい走ってくれてありがとな。そして夢をかなえてくれてありがとうな」と感謝を伝えられた。米国にいた高橋さんは「大変なことが起きている」と急きょ、帰国した。それから何度も病院へお見舞いに行き、4月以降は手紙も「7、8通」渡したという。

最後に対面したのは4月18日だった。小出さんの意識もしっかりしていた。「俺もうダメだからさ。お前はこれからも輝いていけよ」と伝えられた。それが遺言となった。高橋さんは「弱い私を育ててくださり、オリンピック、世界記録も出させていただいたのは小出監督のおかげ。教わったことがすごくたくさんある。それを伝えていけるように。教わったことを忘れないようにしていきたいと思います」。その魂を受け継いでいく。【上田悠太】
 (引用終わり)


 この記事の高橋尚子さんの顔は憔悴しきった様子でした。
 小出監督が高橋尚子さんにかけた『今までいっぱい走ってくれてありがとな、そして夢をかなえてくれてありがとうな』という言葉には思わず涙が出ました。


 もう一人のまな弟子、有森裕子さんも。


 有森裕子さん、小出監督の訃報で涙・・・心に残る言葉「どんなことにも意味はある」(デイリー)

 陸上の女子長距離の名指導者で、五輪金メダリストの高橋尚子さん(46)らを育てた小出義雄氏が24日午前8時5分、肺炎のため千葉県浦安市の順天堂大浦安病院で死去した。80歳だった。  涙ににじんだ視界に、浮かび上がるのはあの穏やかな笑顔と、そして眉をハの字にした困った顔。恩師である小出監督の訃報を受けて、都内で取材に応じた有森裕子さん(52)は時折涙を浮かべ、言葉を詰まらせながら「監督と出会えて私は幸運だった」と、2大会連続の五輪メダルに導いてくれた恩師に感謝した。

 有森さんは日体大卒業後にリクルートに入社し、監督と出会った。「しょっちゅうケンカもした。一番覚えてるのは困った顔」。それでも優しく、厳しく、そして粘り強く指導してくれた。「練習量は半端なかった。当時女子にはこれ以上やらせてはいけないという常識があったが、それを『打ち破るんだ』と。常に未来を見ている人。未来を見ている監督が好きだった」と、言葉を絞り出した。

 忘れられない言葉がある。度重なるけがに苦しんだ有森さんに、小出監督は言った。「『有森、なんで故障したんだろう、と思うな。どんなことが起きてもせっかくと思え。どんなことにも意味はある』と。だから、立ち向かえた。監督からの一番の言葉です」と、天を見上げた。
(引用終わり)


 この記事の有森さんの写真も、大きな瞳に沢山の涙を讃えていました。


 もちろん小出監督は有名な人物です。
 しかし、当然ですが、僕は氏の人物を直接は知りません。
 でも、このようにまな弟子二人を五輪メダリストに育て上げ、その二人が涙を流して哀しむ様子を見ると、きっと素晴らしい人物だったのだろうなと感じます。
 こんな風に、もちろん家族は大事ですが、血の繋がりの無い方々にこのように心から惜しまれて人生の終わりを迎える姿を見ると、『僕もこんな風に死んで行きたい』と思わざるをえません。 1年半前に父が亡くなった時にも同じように感じました。 そして何より、亡くなる前に、小出監督のようにまな弟子達に御礼の気持ちを伝えて死んで行く・・・ こういう死に方を僕もしたい。

 小出監督のご冥福を心よりお祈りいたします。
 
posted by ちゃんちゃん at 22:49| 大阪 ☁| Comment(0) | ニュース・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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