2019年08月05日

”黄金世代”渋野日向子があれよあれよと歴史的快挙達成!! : 全英AIG女子オープンゴルフ

 まさかこんなにあっさり勝ってしまうとは・・・
 
 
 3日目を終えて、日本の選手が2打差単独首位で最終日を迎えるという夢のようなシチュエーションを受け、さすがに僕もライブ観戦をしました。
 20時頃から寝てみますが、暑さで目が覚める中、0時半頃にはそろそろバックナインに入る頃かと思って起き上がってリビングにて観戦開始。 その段階で2打差3位の位置に居るのを見て、『これは理想的展開かも』と思っていました。

 さすがの渋野選手も単独首位でずっと負われる立場だと、きっとプレッシャーでやられてしまうと思っていたので、できることなら早期にいったん逆転されて追う立場になることで勝利の確率は増えるのでは無いかと考えていました。 僕が起きた段階ではまさに僕の考えた中では理想的展開に思えました。
 ただ、誤算だったのはここから首位のサラス選手がさらに順調にスコアを伸ばしてしまったこと。 サラス選手が17アンダーまで伸ばしてしまった時には正直ダメかと思いかけました。 さらには世界ランク1位のコ・ジンヨン選手も伸ばして来て逆転されましたし、世界トップにかわされて再逆転するのは難しいかもと弱気になってしまいました

 そんな中、渋野選手は12番ミドルで1オンを狙います。 僕は『それはイカンやろ!』と思って観ていましたが、池をギリギリで越えて見事1オン成功!! イーグルは成りませんでしたが、タップインのバーディー。 ラクにバーディーを奪取しました。
 13番でもバーディーパットを沈め、この段階で再び『イケるかも?』と思えました。 トップのサラス選手がプレッシャーからか伸びなくなりましたし、渋野選手は15番のロングでバーディーを奪い、ついにトップに並びます!

 最終18番を向かえ、5mくらいでしょうか? 長めのバーディーパットが残った段階で、『ああ・・・ プレーオフか・・・ 眠れないやんけ!!』と思っていましたが、なんと渋野選手はまあまあ曲がるスライスラインをカップの向こう側の土手にドカン!と当てる強気のパットで放り込み、一気に決着、歴史的快挙を成し遂げてしまいました

 いや、起きてて良かった
 まさかこんな日が来るとは、昨年の大坂なおみ選手の全米オープン制覇に近いくらい無いことだと思っていました。
 ゴルフ界において、これまでアメリカツアーのメジャー大会で最終日まで夢を見させてくれたのは松山選手くらいでしょうか? そんな彼でもサンデーバックナインでは勝利の目はほぼ無かったように思います。
 それまでといえば、二日目まで優勝争いを繰り広げた選手は少なく無いですが、その多くは三日目のフロントナインで失速することがほとんどでした。 ところが今大会の渋野選手は初日からずっと首位争いを繰り広げ、ついには勝利してしまうという・・・ 勝つ時ってこんなものなのかと、本当に驚きました。

 そんな今までの選手とは一線を画すような経歴であっという間に世界の頂点を獲った、笑顔がとても印象的な彼女は、世界で『スマイル・シンデレラ』として認知されました。 そしてその発言も面白い



  渋野日向子「最後も強気パット壁ドンで」一問一答1(日刊スポーツ)

<米女子ゴルフ:AIG全英女子オープン>◇最終日◇4日◇英ミルトンキーンズ・ウォバーンGC(6756ヤード、パー72)◇賞金総額450万ドル(約4億9500万円)優勝賞金67万5000ドル(約7400万円)

渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、最終18番の劇的なバーディーパットで、日本勢42年ぶりのメジャー優勝をつかんだ。

以下、渋野と一問一答<1>。

-今の素直な心境を

渋野 やっちゃいましたね、本当に。なんで勝っちゃったんですかね。本当にいらんことしてしまった。ハハハ…。

-涙はなかった

渋野 ガッツポーズするじゃないですか、ちょっと泣きそうになるじゃないですか。でも、全く出てこなかったです(笑い)。泣きそうになるかなと思っていたら、全然(涙は)出てこなかったです。なんじゃそれ、みたいな。

-18番のウィニングパットは入る予感があったか

渋野 もう、入る予感というか、入れる気ではいたと思います。入る気がしなかったわけじゃないけど、そこまで考えている余裕はなかったけど、ガッツポーズは考えていました。

-その想定通り、ガッツポーズが出ました

渋野 想定外です。どうしようかな、どうしようかな、と思いながら打ち始めたんですけど。(入った瞬間)パターを上げるしかなかった。入っちゃったよーみたいな。ハハハ(笑い)。

-最後まで攻める姿勢を失わなかった

渋野 そうですね。最後も強気(のパット)で、壁ドンで入ったんで、やり切った! と思いました。

-前半は苦しんだ

渋野 (3番で)4パットやっちゃったんで。でもあの4パットは自分が攻めた結果で、結構オーバーしちゃいましたけど、あの距離も打ち切れた。仕方ないなと思いましたけど、段々悲しくなってきました。

-どう切り替えたのか

渋野 次のホールから。悲しくはなりましたけど、切り替えてはいました。その後のパットもオーバーして、オーバーして、オーバーして…ってなると、ちょっと弱気になっちゃうかなと思ったんですけど。しっかり打てていたので大丈夫だなと思いました。

-12番パー4で1オンを狙い、ドライバーを持った時の心境は

渋野 ティーグラウンドがあそこになった時点で『ドライバー打ちます』って(キャディーに)言いました。(首位との差は)関係なく。多分トップであろうと絶対持っていたと思います。そこでドライバーを持たなかったら、悔いが残ると思ったので。(ティーグラウンドが前日までと)位置がずれていたじゃないですか。昨日はアレでしたけど、今日どうか分からなかった。ティーグラウンドに行って前だったので。迷いなく。全く迷いなく。(コーチには)左を狙うと言ったけど、全然、(池がある方向の)右に出しました。ちょっと、アドレナリンは出ていたので。全体的にショットが飛んでいたので、多分振ったら届くだろうなと思った。ピン方向狙ったら。自分が思っていた以上に右に出ましたけど、真ん中らへんを狙おうと思っていました。

-4日間、後半だけで18アンダーまで伸ばした

渋野 本当ですか? 何なんですかね。後半、私もよく分からない。いつも後半は崩れる感じとか耐える感じだったので、今までは。

-お父様やコーチとは、どんなゴルフの話をしましたか

渋野 とりあえずホテル帰ったら、動画でケラケラ笑って。ゴルフの話は、何をしたかな。記憶ないな。朝も15位以内に入れればいいや、って言っていたと思います。それくらいです。

-パターで手が震えた瞬間はあったか

渋野 1番緊張したのは、4パットしたところ。返しの下りの、あの距離は緊張しました。ちょっと震えていたかもしれないです。自分の思っている方向に打ち出せなかった。

-優勝を意識したのはどの時点か

渋野 10番バーディー取ってからです。ボードは見ていました。10番を終えた時点で、私が14(アンダー)になったのか。トップが15でしたよね。まだ1打差だったので「いけるわ」「まだ狙えるわ」と思って。3日間とも後半に伸ばせていたので、得意な感じだという思いはあったので、いこうと思いました。

-プレーオフ(PO)でなく18番で決めようと思っていたのか

渋野 POはしたくないなと思っていて。バーディー取るか、ボギー打つか、3パットするか、シャンク打つか…。ハハハ(笑い)。全然もうピンは狙っていました。(POは)負ける気しかしないんで。1回アネッサの時は勝ちましたけど、あの時は、正直勝てる自信があった。ずっと追い上げてのいい状態だったので。今回は追い越され、追い上げみたいな感じでしたけど、あまり勝てる気はしなかった。だったらここで決めるか、みたいな感じでした。

-18番の第2打を打つ際に駄菓子を食べていたが

渋野 お腹がすいていたのもあるし。あとちょっと残っているのを(コーチでキャディーの)青木さんが食べてくれないので、私が食べるわって言って。POはしたくないから、ロングパットになったら、「わざと3パットします」みたいな感じで話していたら「この野郎!」みたいな感じでした。
(引用終り)


 渋野日向子「シンデレラでなくオバケで」一問一答2(日刊スポーツ)

<米女子ゴルフ:AIG全英女子オープン>◇最終日◇4日◇英ミルトンキーンズ・ウォバーンGC(6756ヤード、パー72)◇賞金総額450万ドル(約4億9500万円)優勝賞金67万5000ドル(約7400万円)

渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、最終18番の劇的なバーディーパットで、日本勢42年ぶりのメジャー優勝をつかんだ。

以下、渋野と一問一答<2>。

-18番グリーンに上がる時、すごい大歓声だった

渋野 誰に言ってるのかな~って思って、とりあえず手を振っておきました。うえ~いって(笑い)。私初めて(出場した)じゃないですか。誰? みたいな感じですよね。なのに、あんなにいっぱいいたので。手を振ったら私に「わ~」って言ってくれてるんだなって思って、やった~みたいな(笑い)。外国人の方が、頑張れって感じで言ってくれていたので。ハイタッチも日本人だけから、だんだん外国人や、ちびっ子も増えてきて。あ、じゃあって、巻き込んでましたね。

-米ツアーで、こういう興奮をもう一度味わいとは思うか

渋野 海外でですか?う~ん…。まあ多分、味わってみたいのかな? まあ、できればこういう思いはもうしたくないです(笑い)。この4日間、本当に辛かった。笑っていましたけど、気疲れ半端ない(笑い)。あの位置にずっといるというのは、気も遣っていたとは思う。何回疲れたと言ったか、何回帰りたいって言ったか。やっぱシビアな長さのパットとか一番苦が狂いますよ。

-この勢いで、日本でまた優勝したいか

渋野 まだ日本で十分に成績も出していないのに、海外でやる資格はないなと思っていて。まだ日本のトップレベルの選手にもなれていない。日本の経験も浅いし、やっぱり日本が好きっていうのもある。日本人のギャラリーさんって、グリーンに乗っただけで「うお~~!」って言ってくれるのがうれしい。まあ、ここもそうですけど。今回優勝してうれしかったですけど、日本が好きだなって改めて思いました。

-これで米ツアーのシード権を取ったが、出たい気持ちは出てくるか

渋野 全くないです。全くない。

-もしかしたら気持ちが変わるかもしれない

渋野 いや、全然ないです。(メンバー登録は)しないと思います。

-この大会は来年も出ますよね

渋野 まあ、出ないといけないですよね? ということで、出ないといけないので出ます。海外意識、本当にないです。今回はサロンパスで優勝して、出られるかも、ということだったので出てみたいと思った。でも、これから先、米国で戦っていくことを考えると、やっていけないなと感じます。移動もそうだし、まだ英語も話せない。絶対にそういうところでストレスになるし、日本でもっとレベルアップして、活躍したいのはこれからも変わらない。

-日本で実績を積み重ねたら心境が変わるかも

渋野 かもしれないですけど、本当に全然ないです。2020年まで決める権利があるんですか?

-20年シーズンをルーキーイヤーにするかどうかの登録期限はある

渋野 それを過ぎたらできないんですか? じゃあ(登録は)しないです。来年も日本で戦います。

-日本で賞金1億円というのに目標を上方修正するか

渋野 そこですね。とりあえず今年の目標は1億円突破。それに向けてまたやります。

-国内ツアーに加算はされないが、今回の賞金は約7400万円もある

渋野 本当に? 今年(日本で)稼いだ分が1発で? やっちゃっている! (その金額を聞いても米ツアーには)行こうとは思わない。日本が大好きです。

-あらためて、東京五輪出場への思いは

渋野 この優勝でどれくらい(世界ランクの順位が上がるのか分からないけど、この順位だけで東京五輪は絶対に決まらない。まだこれから何ケ月もある。気を緩めず頑張るしかない思っています。

-今年急成長した要因として、技術的な向上はあると思うか

渋野 今日を考えたら、追い込まれたときのパッティングの決まる率は完全に高くなっている。それも謎ですけど、やっぱりノルマ。ドリルのノルマが生きているのかな、と思います。始めたのが去年のステップ(下部ツアー)で、3時間くらいやっていました。4月、5月くらいですかね。マジで終わらんって思っていました、暗くなってもやっていましたから。(今大会でも)暗くはないけど雨も降っているし、寒いし。ストロークのことを考えずに最近は打てるようになっている。リズムとか、ラインのことも考えていますけど、とりあえず、緩まないようには心がけています。

-樋口さん以来の優勝、とんでもない快挙

渋野 まだまだですよね。全然、(宮里)藍さんとは比べものにならないので。でもこの優勝で日本を引っ張って行く存在に近づけたのかなとは思ったりする。でも、そう思ってしまうと、てんぐになってしまう。まだ下っ端です。今年の目標は、リランキングまでに頑張って2、3000万くらい(賞金を)取りたいな、と。シードを取りたいと思っていたのが、サロンパスで優勝してしまい、結果を出すようになってしまい、もうちょっと静かに目立たないようにプレーしている予定だったんですけど、こうなってしまい…。

-うれしくはないのか

渋野うれしいっちゃ、うれしい。(騒がれるのは)嫌いじゃないです。全然、フツーにうれしいです。

-スマイルシンデレラと呼ばれるようになったことについては

渋野 何言ってるんだろうって、シンデレラは違うだろって…。スマイルなに? (私は)オバケでいいよっ。(女子力は)上がっていません。
(引用終り)


 ほんの1年前、7月末にプロテストを合格したばかりの彼女が、今年5月には初勝利を国内メジャーであるサロンパスカップで挙げ、そのまま2勝目もゲット。 それにより一気にこの全英女子オープンへの出場権を得たから参戦してみたら、なんとそのまま勝ってしまうとは、1年前に想像できた人が居ただろうか? いや、居るわけが無い。 それほど誰もが驚く渋野選手の軌跡で有り、まさに奇跡的快挙だと言えると思います。

 そしてアメリカ女子ツアーにおいても記録的快挙だった模様。


 記録で見る渋野の快挙 米女子ツアー初戦での「1勝目」は史上初! 2121試合目の奇跡(スポニチアネックス)

 渋野日向子(20=RSK山陽放送)は海外初戦、そして米女子(LPGA)ツアーの自身初戦でメジャー制覇を達成したが、これは1950年にスタートした同ツアー全体でも過去に例のない“大記録”となった。

 初年度となった1950年シーズンの開幕戦(タンパ・オープン)を除き、プロとして同ツアーのデビュー戦でいきなり勝ったのは1951年7月のイースタン・オープン(ペンシルベニア州)を制したビバリー・ハンソン(米国=当時26歳、2014年に89歳で死去)ただ1人。ただしハンソンはその前年、アマチュアとしてテキサス・オープンに勝っており、プロ初戦ながらイースタン・オープンの優勝は「ツアー2勝目」だった。

 その後、キャリー・ウェブ(オーストラリア=1996年)が米女子ツアーでは2戦目で初優勝を飾っているが、渋野のように「初戦&初勝利」というのは、70年目を迎えた同ツアー史上初めての出来事。最も長く初勝利にかかった試合数としては、1994年のマッコールズ・クラシックを制したキャロリン・ヒル(米国=当時35歳)の「359」という記録もあるだけに、渋野の「1&1」というこれ以上更新することが不可能な超速攻優勝は、ゴルフ界では“永遠の記録”になるだろう。

 1950年のツアー発足の第1戦を除く米女子ツアー全2121試合目で初めて誕生した初陣の選手による頂点初到達。「スマイル」同様、記録もまた価値のある大会になった。
(引用終り)


 2121試合もの歴史を誇るアメリカ女子ツアーでも過去誰も成し遂げることのできなかったデビュー戦勝利をまさか日本の選手がメジャーで飾るとは!!
 本当に凄いですよね


 彼女が快挙を達成したことで、彼女が着ていたウェアやラウンド中に食べていたおやつにも注目が集まっています。
 確かに彼女が最終日に着ていたウェアはなかなかカワイイなとは思いましたが、すでに売り切れ状態だとか(汗)
 まあ、ウェアは解りますが、彼女が食べていたおやつ『タラタラしてんじゃね~よ』の製造会社へは問い合わせが殺到しているとか
 昔の高校野球のハンカチ王子の時もそうでしたが、ウェアはともかくそんなハンカチが要るか?と。 ましてやコンビニででも売っているおやつのことで製造会社に問い合わせるって・・・ みんなどんだけヒマやねん!!って感じです
 この、しょうもないものにまで群がる性質、辞めた方が良いと僕は思います


 渋野選手はわずか20歳にして世界の頂点に立ってしまいました。
 一気に彼女の人生は変化して行くことでしょう。
 今は天真爛漫な彼女の笑顔や言動が全て微笑ましく感じられるでしょうが、人の気持ちとはやっかいなもので、成功した人間には厳しい目を向けてしまう性質を持っています。
 彼女の天真爛漫な発言は今はとても面白いですが、一気に立場有る選手になってしまい、その言動もいちいち揚げ足を取られたりすることも出て来るでしょう。 大坂なおみ選手のように、一気に追われる立場になり、思ったようなプレーができなくなってしまうことも有ります。 ゴルフはテニスと比べてもさらにメンタルに比重を持つ競技ですし。

 ゴルフファンも、そうで無い一般の方々も、どうかこれからの渋野選手を暖かく見守ってあげて欲しいと思います。
 1998年度産まれの”黄金世代”と呼ばれる渋野選手の世代や2000年度産まれの”ミレニアム世代”と呼ばれる選手達など、多くのライバル達がこれを刺激に切磋琢磨してまた海外メジャーを勝ってくれることを期待し、楽しみに待ちたいと思います。

 渋野選手、全英女子オープン制覇、本当におめでとうございます!!
 
posted by ちゃんちゃん at 22:44| 大阪 ☁| Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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