2019年11月01日

結局、選手や関係者の充分な意見聴取は無しに、東京オリンピックのマラソンは札幌移転が決定・・・

 こんなことがまかり通るなら、もうオリンピックなんか無くしてしまえば良いのでは無いかとさえ思ってしまいます。
 しかし、競技としてのマラソンをする人間としては、アスリートの大きな目標であるオリンピックを無くせとも言えないところ。

 とにかく今後は開催地の選考からしっかりとしていただき、二度とこんなちゃぶ台返しは無いように御願いしたい
 
 
 マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古氏ですら札幌移転話をネットニュースで知ったとかは有り得ない。


 瀬古氏、札幌開催は「ネットで知った」 関係者ショック大きく「現場をバカにしている」(デイリー)

 日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダーで、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)にも関わった瀬古利彦氏が1日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に生出演。東京五輪のマラソンの札幌開催が検討されていることを「ネットで知った」と発言し「現場の人間は本当にショック」と思いを吐露した。

 番組では、瀬古氏を招き、東京五輪のマラソンが札幌開催に決まりそうな現実について思いを聞いた。

 瀬古氏は開口一番「私が聞いた時は『札幌?え?』。愕然としました」と訴え、いつ札幌案を聞いたのかという問いには「16日の夜、ネット見て」とネットニュースで知ったという。これにはスタジオも驚きの声が上がり、羽鳥慎一からも「瀬古さんに連絡こないんですか?」と聞かれるも、「連絡こない。無視。本当にエーッと思いました」と行き場のない思いを訴えた。

 東京五輪での暑さなどを考え、3年かけてMGCを考え実施。選手も内定し、さあいよいよ、という段階になってのちゃぶ台返し。「聞いた時は現場の人は本当にショックでした。いまだにやる気をそがれて空白状態」と関わった人間のショックぶりを伝えた。

 「3年かけてMGCやってきて、東京ありきでやってきてるじゃないですか。医学、科学結集してやってきた。頭の中は東京ですから、我々、急に札幌と言われても切り替えきかないですよ」と現場の声を届け、札幌開催の場合のコースがすでに上がっていることにも「コースも勝手にやってますよね、現場の意見もきかないで」と憮然。

 アスリートファーストで考えれば涼しい札幌という意見もあるということには「涼しいところでやった方がいいに決まってる。でも、(開催決まった)その時から(暑さは)わかってるわけですから」と納得いかず。「小池さんに今回、東京でやることで頑張ってもらいたかった」とも語ったが、ゴタゴタが続くことが何よりも困るとし「政治の世界は嫌です。早く札幌なら札幌と決めて欲しい。その方が気持ち切り替えられる」「決まったら切り替える」とも訴えていた。

 更には、男女同日開催という案も浮上しているが「何にも聞いてませんからね。現場何にもしらない。今日新聞で朝見た」と、これも間接的に知ったといい「現場を、言葉悪いですけどバカにしてますよね」「IOCの人、本当にマラソン知ってる人決めたんですかね」と怒りは収まらない様子だった。
(引用終り)


 選手・アスリートや関係者を差し置いた検討・変更は以前の記事でも書いて来ましたが、アスリートファーストでも何でも無い。
 こんなことは許されない。
 スポーツ関係の協会・組織って、何でどこもこう自分ファーストなんでしょうか?
 これでは東京オリンピックで札幌を走る選手達を見ても複雑な思いになってしまいそう。
 正直、『当日が東京より暑くなれば良いのに』とさえ思ってしまいそうです もちろん、それは良いことでは有りませんが


 それでも、瀬古氏や関係者、選手達は前を向くしか有りません。


 瀬古利彦氏、札幌開催に「切り替え過去のこと忘れ」(日刊スポーツ)

日本陸連の強化委員会マラソン強化戦略プロジェクトリーダー、瀬古利彦氏(63)が1日、福岡市内で福岡国際マラソン(12月1日)の招待選手記者発表会見に臨み、20年東京オリンピック(五輪)マラソンの札幌開催決定に、不本意ながらも前向きな姿勢を示した。

報道陣から心境を問われ、「(札幌に)決まってしまいましたね。ずっと東京ありきでやってきたので不本意ではある。ただもう決まったということであれば、切り替え、過去のことは忘れ、しっかり札幌へ頑張っていきたい」と先を見据えた。

札幌に変更する計画を知った際、「(10月)16日の夜にJRの電車でネット(ニュース)を見て知り、力が抜けた。こんなことがあるのかと腰が抜けそうになった。1年を切った中であり得ない」と語った。以来、「しばらくショックで、空白の2週間でした。強化の人たちも『やる気がなくなった』という話を聞いている」と複雑な気持ちで過ごしてきたという。

さらに「選手も東京のコースをずっとイメージしてやってきたと思う。不安でいっぱいだったと思います」と選手の思いも代弁。「選手とはまだ何も話せていない」という状況だが、「落ち着いたら、みんなで集まってこれからの対策を決めていきたい」と話した。

ただ前向きにとらえている。「東京ありきで3年間、MGCもやってきて、それが生かせないのが残念」としつつ、「ただやってきたことは無駄にならない。暑さ対策、その他で無駄にならない戦い方をしたい。札幌も夏は夏なんで、けっこう暑くなることもあると思うので」。新コースについては「常識からすると、北海道マラソンのコースを使うしかない。新しいコースをつくるのは間に合わない」との見解を示し、「コースや時間が決まってからいろいろ考えるが、暑さ対策は今までと同じようにやる。選手が心配なく走れる環境をつくってあげたい」と語気を強めた。

マラソンの男女同日実施案に関しては「まだそこは分かりませんけど、何があろうが、もう五輪があるのは間違いないので、決まった以上は粛々とやっていくしかない」とした。一方、迷惑を被った現場を指揮するリーダーだけに「IOCが決めたことにとやかく言うウつもりはないが、騒ぎはこれだけにしてほしい。選手たちには練習に集中させたい」とくぎを刺すのも忘れなかった。【菊川光一】
(引用終り)


 これが他の国ならもっと大揉めになるところだろう。
 日本人は良くも悪くもその時の状況を受け入れ、その中で最善を尽くす民族。

 せめて、東京開催のマラソンに向かってしっかりと準備して来た選手・陣営が、国内外を問わず結果を出す大会になることを祈りたいと思う。
 
posted by ちゃんちゃん at 18:44| 大阪 ☀| Comment(2) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
選手の声が全くないので
不思議です。

まさか瀬古さんほどの方にも伝えられてないとはびっくり。

来年北海道マラソン出ようか計画していたんですが北海道マラソンにかなり影響しますね。
Posted by ちょび at 2019年11月02日 09:45
アスリートに意見を聞いたという話も無くは無いみたいですが、瀬古氏が何も聞かされて無かったくらいですから全然不充分なんでしょう。

青学の原監督が言っていましたが、選手や関係者はもっと声を上げるべきですよね。

今朝の新聞に書かれていましたが、札幌は日の出も早く、日影も少ないのでは無いかということでした。
体感温度は東京より暑い可能性が少なく無いそうです。
アップダウンも有ってきついコースではないかとも。

北海道マラソンの日程にも影響するかもですね。
Posted by ちゃんちゃん at 2019年11月02日 12:57
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