2020年01月02日

超高速の往路を制したのは青学大! : 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走

 5区間中4区間で区間新記録が達成され、残る1区間でも区間歴代2位という記録で走破された往路。
 気候的に恵まれたことも有り、おそらく世の中ではヴェイパ―フライ効果だと言われることとなると思いますが、僕はやはり選手達の努力の結晶だと言いたい。
 往路の選手の皆さん、素晴らしい走りをありがとうございました
 
 
 往路優勝は青山学院大。
 原監督の采配がズバリ嵌った感が有ります。
 当日変更、1区で吉田圭太選手を持って来たのは驚きでした。 でもその吉田圭太選手が区間7位ながらトップと18秒差で2区に繋ぎ、2区に抜擢された岸本大紀選手が区間5位の力走でトップで3区へ。 3区の鈴木塁人主将はムラの有るイメージでしたが、今回は区間4位でしっかり走り切りました。
 そしてなんといっても素晴らしかったのは4区の吉田祏也選手。 前年の東洋大相澤選手の記録を破る区間新の走りで2位に1分以上の差を付けた走りは圧巻でした。 4年生の吉田祏也選手はこれが初の箱根駅伝で引退レースだったとか。 青学で無ければ何度も箱根に出られた素材だったかもしれないのに、これで競技引退で一般企業への就職が決まっているとか。 でも厳しい競技の道に進まずに、この最高の結果を最後の想い出にして、競技引退するのも素晴らしいかもしれませんね。
 5区の飯田貴之選手も区間2位で後続との差を拡げる素晴らしい走りでした。 東海大との差を拡げたことで、青学大の総合優勝の確率をグッと引き上げたと思います。

 2位は國學院大。
 全区間で安定した走りを見せましたが、逆に決め手に欠けた印象でした。
 明日の往路に残した駒からするとトップの青学大を追い詰めるのは厳しい感じがします。

 3位は東京国際大。
 何と言っても凄かったのは3区のヴィンセント選手でしたが、それについてはまた後で触れるとして、その3区に2区区間2位で繋いだ伊藤竜彦選手の走りもこの往路を盛り上げてくれました。 伊藤選手自身、昨年の順天堂大・塩尻選手の記録を超えるタイムで走り、途中東洋大の相澤選手に並走することで相澤選手の大記録も産まれたものと思います。 いや、途中から苦しそうに見えましたが、最後まで食い下がった走りは見事でした。

 4位は僕が1強と予想した東海大。
 國學院大同様、全員が安定した成績でしたが逆にパンチ不足という感じでした。
 首位青学大とは3分22秒差がつきましたが、それでもまだ僕はチャンス有ると考えています。 どちらかというと青学大を応援していますが

 7位は創価大。
 序盤からハイペースの展開でしたが1区の米満選手が歴代2位タイの好記録で区間賞を獲ったのは驚きでした。
 ただその後は続かず。 しかし大崩れもしなかったのでシード争いでは優位に立ちました。

 僕が東海大の対抗に挙げた駒澤大はなんと8位。
 スーパールーキー田澤選手は4区では無く3区に入りましたが、区間3位。 普通に考えれば素晴らしい成績なんですが、日本人2位というのは本人同様、ファンとしても少し残念なところ。 でも来年は2区で区間賞争いをして欲しい。

 東洋大の苦戦は予想していましたが、まさか往路でここまで苦戦するとは思っていませんでした。 なんとシード圏外の11位。
 箱根1区は外さないと思っていた西山選手がいきなりトップから2分以上離される苦しいスタートに。
 2区の相澤選手が期待通り、いや、期待以上の走りを魅せてなんと1時間6分切りという大区間新記録を達成するも3区・4区が苦しい戦いに。 5区山登りで宮下隼人選手が区間新でなんとか順位を上げるも11位まででした。
 まさかシードを逃すなんてことは無いと思いますが、明日も苦しい戦いになりそうです。


 往路区間成績 往路号外(箱根駅伝公式HPリザルトより)


 往路のまとめとして、2つの大区間新記録を取り上げたニュースに触れておきます。
 なんといってもまずは2区の相澤選手の記録。


 【箱根駅伝 2区】 相沢が驚異の区間新 ハーフマラソンの日本記録も超えた!?(スポニチアネックス)

 ◇第96回東京箱根間往復大学駅伝 往路(2020年1月2日 東京・大手町~神奈川・箱根町 5区間、107・5キロ)

 箱根駅伝の2区(23・1キロ)で1時間5分57秒の区間新記録をマークした東洋大・相沢晃(4年=学法石川)の「時速」は21・0159キロ。あくまで机上の計算だが、2区より距離が約2キロ短いハーフ・マラソン(21・0975キロ)に換算すると、1時間0分14秒でカバーしたことになる。

 ハーフ・マラソンの日本記録は2017年9月に設楽悠太(ホンダ)がマークしている1時間0分17秒。相沢は距離が若干長い2区を、これよりも3秒速いペースで走っていたことになる。

 ちなみに2区・区間新のペースでフルマラソンを完走すると2時間0分28秒。これはエリウド・キプチョゲ(ケニア)が2018年のベルリン・マラソンで樹立した世界記録(2時間1分を39秒)より1分以上も速い記録となる。
(引用終わる)


 最後のフルマラソン換算は全く意味の無い計算だと思うが、単純計算で設楽悠太選手のハーフマラソン日本記録を超えているというのは本当に凄い。 しかも2区は最後にかなり登る中での記録だから本当に凄い。 もし相澤選手が大阪ハーフや丸亀ハーフを走ったら凄いことになるのでは無いかと思った。
 東京マラソンではコンディション次第を条件とはいえ設楽選手や大迫選手について行きたいとも言っていた。 是非とも東京マラソンで相澤選手の走りを観たい。 ファンとしては初マラソンの日本記録更新を期待してしまう。(※ 大迫選手の現日本記録超えでは無く初マラソンの記録超えという意味です)


 もう一つは東京国際大のヴィンセント選手の記録を取り上げたニュースを。


 【箱根駅伝 3区】 ヴィンセントの区間新記録はハーフマラソン世界トップ級(スポニチアネックス)

 ◇第96回東京箱根間往復大学駅伝・往路(2020年1月2日 東京・大手町~神奈川・箱根町、107・5キロ)

 東京国際大のイエゴン・ヴィンセントが3区(21・4キロ)で爆走した。

 8位でタスキを受けると力強い走りで前を行くランナーを次々にとらえ、最後まで軽快な足取りでトップで4区へ。59分25秒は、森田歩希(青学大)が保持していた1時間1分26秒の区間記録を一気に2分1秒も更新。ハーフマラソン(21・0975キロ)に換算すると58分35秒前後で、ハーフの世界記録(58分1秒)に迫るようなタイムだった。
(引用終わり)


 相澤選手の日本記録超えはすぐに気付かなかったが、ヴィンセント選手の記録はすぐにハーフ世界記録を確認した。
 2区と逆で3区は序盤降ってあとは平坦なのでやや有利な条件では有るが、ハーフ59分切りは凄い。 しかも彼は襷渡し後も涼しい顔をしていた。 全く座ったりすること無くインタビューを受けていたとか 来年2区であっさりと相澤選手の記録を更新してしまう可能性も有りそう。 本当に凄い選手が出て来た。 なんとまだ1年生


 最後に、明日の復路の当日変更予想のみ上げておきます。
 優勝の可能性はほぼ青学大と東海大だと思うのでその2校だけですが。
 でも当日変更の予想って結構難しいですね。 往路がしっかり当たったのは國學院大のみでした


 青学大。

  6区 谷野航平
  7区 中村友哉
  8区 岩見秀哉
  9区 神林勇太
 10区 新号健志 → 湯原慶吾


 東海大。

  6区 羽田智哉 → 松尾淳之介
  7区 松崎咲人 → 阪口竜平
  8区 小松陽平
  9区 米田智哉 → 館澤亨次
 10区 郡司陽大

 東海大、館澤選手を本当に使うか疑っていましたが、往路の差が大きいので一か八か入れて来ると予想します。


 往路終了時点では3分22秒差でも東海大の逆転を予想していましたが、こうやって並べてみると、やはり厳しそうな気がして来ました。
 6区で縮められなければもうジ・エンドでしょうか。
 でも往路で東海大が少し遅れたことで明日の復路も楽しみになりました。
 ただ降りの6区は今朝の様な気温だと(マイナス1.5℃くらいだったそうな)凍結の危険性が有りますので、まずは6区の選手が転倒したりないように走り終えることを祈りたいと思います。
 
posted by ちゃんちゃん at 21:33| 大阪 ☀| Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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