2020年01月03日

青学大が逃げ切り総合優勝 : 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走

 東海大の追撃を退け、青学大が2年ぶりの総合優勝を遂げました。

 走れられた選手の皆さん、関係者の方々、今年もお疲れ様でした!
 また来年を楽しみに待ちたいと思います
 
 
 復路号外(復路区間成績:箱根駅伝公式HPより)


 原監督の言った通り、『やっぱり青学は強かった』という結果でした。

 6区で東海大に1分差を縮められ、もしかしたら逆転も有るか? と思うような滑り出しになりましたが、8区まで大崩れせず、9区の神林選手が僅かに区間記録には届かなかったものの区間賞を獲得して東海大を突き放し、ほぼ勝負は決まりました。
 復路は全区間で5位以内と、安定した選手層がものを言いましたね。 8区の岩見選手は昨年のリベンジを果たせましたし、本当に良かったと思います。
 青学大の皆さん、おめでとうございます!!

 2位は復路優勝の東海大。 青学大は捉えられませんでしたが青学大同様に選手層の厚さを見せて、3位以下は突き放しました。
 6区に館澤選手を持って来たのは予想外でしたが、両角監督のその采配がズバリ的中して見事な区間新で差を1分以上縮めました。
 その後も差をじりじりと詰めましたが、青学大が粘って大きくは詰められず、9区で逆に差を拡げられてジ・エンドでした。

 今大会では青学大も東海大も4年生が多く、来年は混戦になりそうな感じです。

 東京国際大と創価大は初のシードを獲得。
 創価大は一旦シード圏外に下がったものの、10区の嶋津選手が区間新の激走で総合9位に入りました。
 1区と10区で区間賞、見事です。

 東洋大は続けていた3位以内の記録が途絶えたどころか、なんとシードぎりぎり確保の10位。
 来年は相澤選手も居ないわけですし、ますます厳しい戦いを強いられることになるかもしれません。
 奮起を期待したいです。


 復路も5区間中3区間で区間新記録が樹立され、なんと全10区間中7区間で区間新記録が出ました。 往路も復路も新記録が出て、当然総合結果も新記録達成。 予想通り『厚底シューズ』によるものだというニュースなども散見されましたが、意図は不明ながらも中には『シューズ・ドーピング』なんてワードも出て来る記事も有りました。


 区間新記録の要因!?ナイキ”魔法の靴”はシューズ・ドーピングの声・・・ 「裸足のアベベ」が懐かしい[記者コラム](中日スポーツ)


◇第96回箱根駅伝 復路

 「裸足(はだし)のアベベ」は、実は靴を履いていた。もっとも、10キロすぎまでだが。1960年ローマ五輪のマラソン金メダリスト(64年東京大会も連覇)、エチオピアのアベベは、ローマの42・195キロのうち30キロを裸足で駆け抜けた。「靴より裸足が走りやすい」からだ。

 アベベ伝説から60年。2日の箱根駅伝で往路、大部分の選手たちの足もとは、右に薄いブルー、左にオレンジ、あるいは左右ピンク一色のナイキ社の厚底シューズで彩られていた。長距離・マラソン界に革命を起こしている「魔法の靴」だ。波は、箱根駅伝生みの親で「金栗足袋」を生んだ金栗四三さんが考案した100年の歴史を持つ箱根路にも押し寄せていた。1位から4位までの大学が往路新記録。1区を除く4区間で区間新記録が生まれた。

 広島県世羅町の古刹(こさつ)、修善院は、68年メキシコ五輪のマラソン銀メダリスト君原健二さんはじめ、高橋尚子さん、瀬古利彦さんら多くのレジェンドが履いた靴を本堂にまつる。住職の神田敬州さんは「これまですべて靴底の薄い軽量品でしたが、最近、大迫傑選手とビダン・カロキ選手の厚底が加わりました」と言う。

 裸足―足袋―薄底―ときて、厚底へと時代は変転した。ナイキ社の厚底に「シューズ・ドーピング」の声も上がるが、潮流は是、非を論じるいとまもない。老記者には「裸足のアベベ」が懐かしい。(スポーツジャーナリスト)
(引用終わり)


 結局何が言いたいのか解らない記事。
 仮にも「スポーツジャーナリスト」を名乗るのなら、言いたいことははっきり言えと言いたい。 はっきりと言う度胸が無いのなら、簡単に『ドーピング』などという言葉を用いるなと言いたい。
 中途半端にショッキングなワードを使うから『しょせん中スポか』と呆れられるんだよ
 昔を懐かしむのは自由だが、そんなのは脳内だけにしておけと言いたい


 もちろん好記録の影にはナイキの厚底シューズの影響は有ろうとは思うが、何より大きいのは以下の4点だと僕は思う。 実際には①から④へ繋がって行くのだが。

  ① 練習時、厚底シューズ使用により脚のダメージが軽減
  ② それにより故障のリスクが減少
  ③ それにより強度の高い練習が継続可能となった
  ④ 選手達がそれに甘えず、練習の強度・量を増やした

 ということなのだと思う。 もちろん1番大きいのは④の項目。
 実戦では確かに前半の脚のダメージが軽減され、後半にも足が残るようにはなっているとは思うが、それはさほど大きいファクターだとは思えない。
 今大会で好記録が連発されたのは、気象条件もここ数年ではベストのコンディションで有ったことと、厚底シューズにサポートを受けた高強度で膨大な量の練習による成果だと思う。 箱根駅伝がますますメジャーになり、そこを目指す選手が増えたことと、東京五輪を目指す選手達のモチベーション向上が上手くかみ合った結果だと僕は思う。
 一部の素人の間では、10kmで1分はタイムが縮まるというようなことを言っている人も居るが、そんなことは有り得ない。 もちろん僕も素人ランナーだが。

 マラソン現日本記録保持者で有る大迫傑選手もこの点についてツイートしている。


 大迫傑「ベイパーも勿論凄いけど・・・」区間新続出の往路、選手の努力を強調/箱根駅伝(SANSPO.COM)


 昨年10月のシカゴ・マラソン男子で2時間5分50秒の日本記録をマークした大迫傑(28)=ナイキ=が2日、ツイッターを更新。区間新記録が次々と塗り替えられたこの日の第96回東京箱根間往復大学駅伝往路について私見を記した。

 大迫は「1区みんな速い! 2区は5分代! 3区も区間新!」などとツイッターで“実況”。「箱根駅伝、ベイパーも勿論凄いけど」と話題の厚底シューズに触れつつ、「やっぱり選手の能力、そして沢山まじめに練習したからこその好記録だと思います!」と選手らの努力をたたえた。
(引用終わり)


 このタイミングで良く言ってくれました。
 日本人は謙虚だから、1区区間賞の創価大・米満選手のように、シューズの効果を強調する選手も居ますが、もっと大迫選手のように自分に自信を持って発言した方が良い。 いかに凄い道具を使おうとも、それを支える練習・個人の能力が無ければ成し得ないのだから。
 
posted by ちゃんちゃん at 21:35| 大阪 ☀| Comment(4) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おくればせながら、明けましておめでとうございます

両日とも出かけていてオンタイムでは見ていないのですが
青学、やっぱり強かったんですね

私もシューズの助けに甘んじず
練習に励める一年にしたいです\(^o^)/
Posted by みおた at 2020年01月04日 00:25
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

青学はやっぱり強かったです。
特に往路は面白かったです。
きっとここから世界へ飛び出す選手が出て来ると思います。

ヴェイパ―着用率は80%を超えていたとか。
僕も練習に励みたいところなんですが、昨年同時期よりかなり強度が上げられず、大阪ハーフは厳しいです。今年はまずは泉州のサブ4死守に切り替えるつもりです。
Posted by ちゃんちゃん at 2020年01月04日 13:26
明けましておめでとうございます。
終わってみれば青学強かったですね。
箱根を奪還するにあたって原監督は選手たちを相当厳しく指導したようですね。それについていけずに辞めた部員もいたとか…。
もともとが強い選手の集まりなので本気を出せば当然の結果なのかもしれません。
記録更新は、選手の努力はもちろんの事、シューズ、天候など複合的要素が積みあがった結果だと思います。むしろみんなナイキを履いて不公平感がなくて実力勝負になりかえって良かったと感じています。
ニューイヤーの服部勇馬選手は、大会前にハムを痛めていたそうです。個人的なレースならおそらく欠場したでしょうが、駅伝は個に無理を強いてしまう怖い競技だという一面を垣間見た感じです。五輪本番に影響がなければいいのですが心配です。
Posted by まーさん at 2020年01月05日 14:05
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

もともと皆キツイ練習をしていたはずですから、さらにそこからですので、我々の想像を絶するような練習をされていたのでしょうね。
シューズに関しては、あとひとつ本文に書き忘れたのですが、ヴェイパ―を履くことによって心の壁が取り払われたのが一番大きいような気もします。ある意味『ヴェイパ―履いたから自分も突っ込んでも押し切れる』というような自己催眠のようなものでは無いかと。
おっしゃるように不公平感は無いですし、そんな中、10区で区間新を出した嶋津選手のミズノのシューズも気になります。なんとなくフライニットのアッパーみたいにも見えるのですが、市販では無さそうですし。

服部勇馬選手は五輪に影響無いことをお祈りしたいです。
選手に無理を強いるのは解っていても、駅伝は面白いので観戦は辞められませんね。。。

Posted by ちゃんちゃん at 2020年01月05日 15:17
コメントを書く
コチラをクリックしてください