2013年07月03日

騎手の一分 を読んでみた

 藤田伸二騎手の著書、『騎手の一分 競馬会の真実 』を読んでみた。

 藤田騎手は嫌いな騎手では有りますが、この本は面白かった。
 
現役騎手がここまで書いて良いのか? と思うような内容が多く書かれており、現在の競馬会に不満を持つファンなら必読だと思った。

 藤田騎手は、外国人騎手をやたらありがたがったりして、あまりに簡単に騎手を乗り替わらせる風潮や、エージェント制度等から来る人間関係の稀薄化を特に危惧していた。
 藤田騎手は、著書の中ではあくまでそういう制度を作ったJRAを批難している。 大馬主や調教師では無く、あくまでJRAを批難している。 しかし、本音はその全てを批難しているのでは無いか? と思えてならない。

 確かに、金儲けの為にはドライになることは必要で、より勝つ為にあらゆる制度やルールを最大限有効に使う権利は誰にでも有る。 しかし、守らなければならない人情とは言わないが、最低限の義理や礼儀は有るはずだ。 今の競馬会(一部の大馬主やクラブ馬主、一部の調教師)を見ていると、特にそういう部分が稀薄に感じる。 先日、キズナでダービーを勝ったノースヒルズの前田氏や、メイショウマンボでオークスを勝った松本氏は数少ない義理や人情を重んじる大馬主のように感じる。

 この本の中では、武豊騎手の成績が落ちたことについても触れている。 あくまで武豊の腕は落ちてはいないとも言っている。
 某大馬主との確執についても触れられているが、僕が聞いている情報とは少し違った。 武豊騎手が怒って『もう乗らない』と言ったと書かれているが、僕が聞いた話では、最後まで武豊は紳士だったと聞いている。 この大馬主とは、著者で有る藤田騎手もとっくに縁が切れているというのは、この本を読んで初めてしったが、二人が大馬主との縁が切れた後、ワールドスーパージョッキーズシリーズで二人がこの大馬主の馬に当たってしまったというエピソードは笑えた[E:coldsweats01]
 この大馬主、ここに訪れて下さる競馬好きの方はみなご存じだと思いますが、僕が大嫌いな馬主のことです[E:catface]

 何人かの騎手の乗り方等についても一部批判が書かれていた。 特に岩田騎手に関しては繰り返し批判していた。 僕も彼の乗り方が嫌いなので、騎手目線でそう書かれていたことには僕も賛成で、同じように思っている騎手が居たことに少し安心もした。

 藤田騎手には自分の立場を危うくする危険性が有るにも関わらず、このような本を出版してくれたことには感謝したい。
 競馬ファンにはこの本は読んで欲しいと切に願う。

posted by ちゃんちゃん at 21:51
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