2015年02月08日

フィギュアスケート 素人感覚との乖離の少ない採点基準(案)

 専門家や知識の深い方からは『何言ってんだ?』と言われるような題名をわざわざ付けました。
 現状のフィギュアスケートの採点基準の一番の問題点は、この乖離に有ると僕は考えているからです。 ここを矯正しないと、いずれフィギュアスケートは廃れてしまうと思うから。 しかも、その乖離の原因となっている部分には、ジャッジの主観が影響し、その気になれば恣意的に操作をできる余地が多分に有るという部分です。
 人間がやることですから、主観を排除するなんてことはできません。 だからその主観や恣意的なものの入り込む余地をできる限り排除するしかないと思うのです。

 5年前、バンクーバー五輪の直後にも同様の内容の記事を書きましたが、その後もルールは変わっていますし、点数の出方も変わりました。 今回、色々な検証もしてみたことですし、改めて今の段階での僕の考えをまとめておきたいと思います。

 別に僕のこの考えが関係者に届くわけでは有りませんけど、自分がまとめたいのでまとめておきます。

 前置きも長いですが、中身はもっと長いです[E:catface]



 まずはTESから。

  『微妙なものは選手の有益に判定する』を徹底する。
  ジャンプのGOEの加減点幅を狭める。
  GOEで明らかにおかしなジャッジは即座に確認・修正し、得点
   
悪影響を与えないようにする。
  ザヤックルールでキックアウトされたジャンプがコンビネーショ
   
であった場合、繰り返したジャンプそのもの以外のジャンプは
   有効
とする。(0.7掛けでも)
  ルッツ、フリップのe判定での0.7掛けの廃止。
  4回転のサルコウ、フリップ、アクセルの基礎点アップ。
  
6種トリプル以上達成(女子は5種以上)でボーナス加点する。
  スパイラル復活(女子FS)


 では、順に理由を説明して行きます。


 
 『微妙なものは選手の有益に判定する』を徹底する。

 これは最近、僕がずっと言い続けて来たことで、見た目違和感の無かったジャンプまでもがURとられたりすることが有り、見た目の印象との乖離が最も大きく出る部分だと思っています。
 特に昨年の全日本女子はその最たるものでした。 『公平に厳しいから』といって許してはなりません。 甘過ぎるくらいでちょうど良い。 そうしないと、高難度ジャンプへの挑戦なんてまた何年も進みませんから。(過去10シーズンの基礎点の変遷で痛感しましたので)

  ジャンプのGOEの加減点幅を狭める。

 これは、恣意的採点が入り込む余地を排除し、基礎点が無意味となるほどの加減点を緩和するものです。
 現状の0.7~0.8掛け程度が適正でしょうか。
 スピン・ステップ等は現状のままで良いと思います。

 ③ GOEで明らかにおかしなジャッジは即座に確認・修正し、得点
   に
悪影響を与えないようにする。

 これは稀に有ることですが、ズラッとプラスの評価が並んでいるのに、一人だけマイナス評価をしているというような場合が有ります。(ソチ五輪の女子SPリプニツカヤ選手のレイバックスピン(一人がマイナス3以外はプラスがズラリ、しかもほとんどがプラス3でした。 これがプラス3の間違いなら、0.14点変わります)→過去記事参照
 そういった入力間違いの可能性の高いものは、採点時に即座に当該ジャッジに確認し、入力間違いならば修正して得点を出すべきです。 僅かなものが、順位に影響を与える可能性だって有るわけですから。 選手の為にも『上下カットされるんだから良いじゃん
』なんて有り得ません。

 ④ ザヤックルールでキックアウトされたジャンプがコンビネーショ
   ン
であった場合、繰り返したジャンプそのもの以外のジャンプは
   有効とする。(0.7掛けでも)

 これは単純に『関係無いジャンプまで弾かなくて良いじゃん』というだけです[E:catface]
 大きいですからね。 このザヤックルールにかからないためのルール変更は今シーズン有りましたが、コンビネーションが丸ごとカウントされない可能性は今も残っていると思うので。

  ルッツ、フリップのe判定での0.7掛けの廃止。

 なんで二重減点するかね?
 こんなの今まで通りGOEで評価すれば良いこと。

 ⑥ 4回転のサルコウ、フリップ、アクセルの基礎点アップ。

 現状の実際の難易度をみていると、上げた方が良いと感じました。

   4T  10.3
  
 4S  10.5→10.8くらい
 
   4Lo 12.0
   4F  12.3→12.6くらい
 
   4Lz 13.6
   4A  15.0→16.5くらい

 3Lzと3Aが2.5点差有るのに、4Lzと4Aが1.4点差なんておかしいですもんね。
 『4Aなんていつの時代になるやら』という意見も有るでしょうけど、羽生君ならやってしまう可能性を感じてしまいますから[E:catface]

 ⑦ 6種トリプル以上達成(女子は5種以上)でボーナス加点する。

 ジャンプの多様性を目指すならこれは有効かと。
 URは無効とし、ルッツやフリップのeは無効で、!は有効。
 女子は5種類で+1点
 男子は6種類で+2点
 女子は6種で+3点くらいでしょうか?

 ⑧ スパイラル復活(女子FS)

 やっぱり女子のスパイラルは欲しいです。
 誰かさんが下手過ぎて排除されてしまいましたが、是非とも復活させて欲しいです。 SPはともかくFSは[E:lovely]
 GOEの加減点幅は以前より狭め、今のスピンくらいにして欲しいですが。(理由は過去記事参照

 やっとTES終わった[E:gawk]

 次はPCS。

 ① できない絶対評価というのを止めて相対評価だという。
 ② SS(スケート技術)とTR(要素のつなぎ)の掛け率を現状の
   0.5掛けにする。

 ③ PE(動作/身のこなし(演技力))とCH(振り付け/構成)を
   一つにして『表現力』とでもしてしまう。

 ④ IN(曲(音楽)の解釈)を『音楽との調和』とする。

 それでは再び説明を。

 ① できない絶対評価というのを止めて相対評価だという。

 だいたいが主観でしか決められないのに絶対評価というのがおかしい。
 最初から相対評価と言われれば諦めもつくのに[E:gawk]
 ただ、相対評価としての基準は、例えばシニアA級大会の標準が10点満点の7点くらいで、そこから差を付けるとか、ある程度の基準を設ける。 ただ差を付け過ぎてはいけないと思います。

 ② SS(スケート技術)とTR(要素のつなぎ)の掛け率を現状の
   0.5掛けにする。

 SSもTRもTESで評価されている部分が有るのでしょうから、PCSでは少し比重を下げます。

 ③ PE(動作/身のこなし(演技力))とCH(振り付け/構成)を
   一つにして『表現力』とでもしてしまう。

 PEもCHも解りにく過ぎる。
 『表現力』と言ってしまえば素人にも解り易い。
 INが『音楽表現』とも言えるのかもしれませんが、この際、そういうのはどうでも良い。 問題は最終形。

 ④ IN(曲(音楽)の解釈)を『音楽との調和』とする。


 単に曲との合わせ方、いわゆる音取り?としてしまいます。

 ②~④の結果で、PCSは現状の6割程度になってしまいます。
 これはもともと僕の希望でしたが、もう少し高くても良いかな・・・?
 本来は、PCSがTESと同程度になるように掛け率が決められたみたいですしね。 でも、やたらとPCSがTESを超える選手が居るのには僕はスポーツとして違和感を感じます。

 その他色々・・・

 ① ジャッジの匿名性改善。
 ② エコプロの評価を上げない。

 一応説明。

 ① ジャッジの匿名性改善。

 これは説明不要ですね。

 ② エコプロの評価を上げない。

 一時のモロゾフプロみたいなやつです[E:gawk]
 アモディオ選手とか、安藤美姫さんとか、一時結構有りましたよね。
 あの、やたら止まってクネクネフラフラして休憩するやつ[E:gawk] ああいうの大嫌いだったんですよ。 もちろん、隣国の偽女王様も。

 細かいこと言い出したら、ジャンプのGOEの基準とかも有ります。
 例えば織田君の猫足着氷がGOEのプラスの要素に無いとか[E:gawk](過去記事参照

 でも、もうこの辺にしておきます。

 賛否有る部分は有るでしょうが、これだけ改革したら、少なくとも恣意的採点は現状の半分以下になると思うのですが[E:catface]

 超長い記事、最後まで読んで下さった方がいらっしゃいましたら感謝いたします。
 ありがとうございました[E:happy02]

 さて、来週は四大陸ですね。
 無良選手、宇野選手、永井選手の演技が楽しみです[E:note][E:happy02]

posted by ちゃんちゃん at 09:29
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