2020年05月02日

自分で情報を収集し、その情報を鵜呑みにせず、きちんと自分の頭で考えて判断することが大事だ

 それが仮に結果的に誤った判断になったとしても、そのプロセスを経由することは非常に大事だと思う。
 ただ、人には自分に都合の良い情報を収集して判断してしまうというバイアスがかかるのは普通なことと認識し、それも踏まえて判断するクセを作るのが大事だと思う。
 
 
 昨今、『マスク等を着用せずにジョギング等をするのは「悪」』という風潮が根付きつつ有りますが、その際のソーシャルディスタンスには『10mを取れ』などというものも有ります。 実際にそんなことをしたら河川敷でも困難ですが、それって本当に正しい情報なのでしょうか?
 僕はマラソン大会などでのクラスターが全く発生していないこと、そもそも屋外でクラスターが発生していないことから、よほど密集しない限り(というか少々密集しても)は感染リスクは激低だと考えています。
 『だからマスクは全くしなくて良い』とは言いません。 コロナに対して過剰に敏感になっている人を進んで不安にさせる必要も無いでしょうから、先日来、河川敷を走る時以外はバフを装着するようにはしていますし。 とはいえ、『ジョギング時にマスク等をすることはマナー(エチケット)』と言われるのも抵抗が有ります。 例えば全く密では無い河川敷を走る際にマスク等をしないことで『マナーが悪い』とか言われたら腹も立ちますからね。 せめて『気遣いが無い』くらいに止めて欲しいものです。 『気遣いが無い』くらいなら言われても、『はいはい、どうせ気遣いできないですよ』くらいの気持ちで済みますが、『マナーが悪い、エチケットができていない。』と言われると、『ふざけんな テメエ、ちゃんと自分の頭で考えてるか?』って言いたくなってしまいます。 僕の場合。

 さて、川内優輝氏はそれについて同じようなことを言って下さっています。


 川内優輝に聞くコロナ過のランナーの心得「本当に正しい情報かを考えて行動を」(連載:コロナ過の散歩&ランを安全に行うために(スポーツナビ))


 新型コロナウイルスの感染拡大は、トップアスリートだけでなく市民ランナーにも大きな打撃を与えている。マラソン大会や練習会の中止だけでなく、時にランニング中に呼吸が大きくなることで周囲へ飛沫(ひまつ)を浴びせる可能性が指摘されるなど、その影響は広がってきている。ランナーのなかにも、走りながら肩身が狭くなってきたと感じてきている方がいるかもしれない。

 そこで昨年4月にプロへ転向したものの、長く公務員として勤務しながら“市民ランナーの代表”としてマラソン界の顔となってきた川内優輝選手(あいおいニッセイ同和損保)に電話インタビューを実施。コロナ禍でのトレーニング状況や走る際の注意点、今後に向けての思いなどを聞いた。(取材日:4月27日)

今走るうえで大事なのはソーシャルディスタンス

――まず、現在のトレーニング状況を教えてください。

 いまは(普段通っていた)競技場が閉鎖されてしまっています。道幅の広い河川敷などを選び、追い込むような練習を抑えながら、走行距離だけは保ちつつ、競技というよりは体力維持と健康を目的にランニングをしています。(緊急事態宣言が出て)競技場が閉鎖になった当初はランニングコースのある公園などへ行っていたのですが、一部の公園はランナーや散歩をされている方、自転車を乗っている方も増えてきており、3密(密閉、密集、密接)とまでは言えないものの、さまざまなリスクがあると思い避けています。たとえば、人混みの公園を何周もグルグルと走っていれば、ソーシャルディスタンス(社会的距離)は保てないですからね。

――屋外でランニングする中、コロナに感染しない、感染させないうえで、特に気をつけていることはありますか。

 集団で練習をしないことは当然、基本的には周りの人と約2メートルのソーシャルディスタンスを保つことを意識しています。もちろん、自宅から河川敷までの間には信号もありますし、道幅が狭くソーシャルディスタンスを保てない場合も出てきますので、そこに行くまでは必ずマスクを着用しています。一部でソーシャルディスタンスを保たず、マスクも着けずに走っているマナーの悪いランナーがいるためか、最近はランナーへの風当たりが強くなってきているように感じますが、ランニング時のマスク着用がエチケットというか、必ずしなければならないモノになってしまっている風潮は少し行き過ぎな気がします。例えば、マスクをしているからといって至近距離で密集してしまっていいわけではないですからね。大事なのはソーシャルディスタンスで、まずは人と人との距離をしっかり保つことが重要だと思っています。

――ソーシャルディスタンスについては最近オランダとベルギーの研究者が合同で「運動時の飛沫感染を回避するために約10メートルの間隔が必要」との論文が出されたことを受けて、日本でもそうした距離を確保することが必要では、との声も上がっています。

 確かにそうした論文が出されましたが、私が知る限りあくまでそれは中間報告というか、正しく実証されたものではないと聞いています。私はいま、SNSを通じて世界各国のランニングの状況について調べていて、それをTwitterでも公開していますが、その論文に基づき新たな対策をとったという情報はいっさい聞いていません(※編注:フランスのスポーツ省は4月30日、外出制限が5月11日に解除された際に、ランニングやサイクリングにおいて、少なくとも10メートルの距離を取るべきとの方針を示している)。基本的には多くの国で、健康のための屋外でのランニングや散歩は認められていますし、ランニング時に10メートルのソーシャルディスタンスを求められたとすれば、もはや都市部でランニングすることは無理ですよね。現状は国際的にも2メートルのソーシャルディスタンスをということになっていますし、それが保てないところでマスク着用の配慮が必要とのことで、意識する順番が逆になるのもどうかなと思っています

「約10メートルの間隔が必要」との論文が出されたあとに、日本でも公的な機関が画像などを用いて紹介していたことは知っていますが、指摘を受けて即日削除されたものもあります。いまはネット社会で、何か情報が出れば著名人の方もSNSなどで反応しますし、1度出された情報はその後修正や削除されたとしても、そのまま拡散され続けてしまいますので、怖さを感じます。

――川内選手も時に情報を発信する立場になります。

 だから気を使います。「10メートルの論文」が出た時も、もし本当なら無視できないと思いました。ただ、数日間自分なりに調べたうえで、それについては拡散しない方がいいと判断しました。もちろん、私を含め、人はどうしても自分に都合のいい情報であれば拡散し、そうでなければ拡散しないという風になりがちです。あの新聞に書いてあった、あの著名な方が言っていたとなれば信じてしまうのも理解できますが、一人一人が発信された情報をすべて鵜呑みにするのではなく、それが本当に正しい情報かどうかをしっかり考えて行動することが求められているのかなと思います

世界のランニング情報まとめを作った理由

――先ほど話に出た、Twitterに上げている「世界のランニング情報」はどういうキッカケで作ろうと思ったのですか。

 最初は私自身、考えが甘くてコロナに対してそこまで危機感を持っていなかったんです。正直、大好きなマラソン大会が中止になったうえに、競技場まで閉鎖する必要はないんじゃないかと不満の方が強かったり。そんな中、日々ニュースを見ていて東京五輪の開催をめぐる報道や、例えばイタリアのベネチアがロックダウン(都市封鎖)になったとか断片的な情報はあっても、一般市民の方が知りたい身近な情報が少ないように感じました。そこで、せっかく海外のランナーとSNSでつながっているなら、日本の状況を知らせたうえで、海外のランナーにもそれぞれの国の状況について聞いてみようと思ったんです。そうしたら予想以上の反響があり、1日もたたない間に30カ国以上の方から情報提供がありました。

 例えば、アルゼンチンやペルーなど外出が禁止されている国があった一方で、アメリカやイギリスなど、約2メートルのソーシャルディスタンスを取っていれば運動は奨励されている国も多い。エリート選手向けの情報よりも、多くの人にとって、それこそ知りたい情報ですよね。であれば、寝る時間も削って大急ぎで作らなければと思ったんです。

 どう伝えるかは考えました。言語の問題もありますし、一番分かりやすいのは表かなと思い、項目を絞った結果が私のTwitterに固定ツイートした“あれ”です。結果的には世界陸連からもリツイートされましたし、やはり陸上界においてもアスリート向けの情報に偏り、日常のランニングやエクササイズの情報が抜け落ちていたのかなと思います。

――ランナーの参考になれば、との思いからですね。

 そうです。例えばロックダウンになっている国でも、約2メートルのソーシャルディスタンスを保てばランニングが可能な国は多いんです。そこにどんな科学的な根拠があるのかと言われたら困ってしまいますが、いちおう世界の多くの国がそうした線引きをしているということは、1つ大事な情報かなと。もちろん、私の考えを人に押し付けようとは思っていませんし、あくまで集計したデータを紹介しているということです。だから海外は海外、日本は日本だからと言われてしまえば返す言葉はありません。

コロナ終息後は「観光や地域振興を応援できれば」

――多くのマラソン大会が延期や中止となっている中、近年は世界中で市民マラソンを含め年間約40ものレースに参加してきた川内さん自身も、3月8日のびわ湖毎日マラソンを最後にレースに参加できていません。また、今後の目標の1つにしていた2021年アメリカ・ユージーンでの世界選手権も、2022年への延期が決まりました。モチベーションはどう保っているのですか。

 レースは開催が未定のゴールドコースト・マラソン(7月5日、オーストラリア)を除き、8月中旬までに入っていたものは、すべて延期か中止になりました。イベントや講演会も同様で、いまはほとんど予定が入っていません。ただ、社会が活動の自粛を求めている中、自分なりに切り替えはできています。

 モチベーションについては、もし私が五輪や世界選手権だけを目標に競技を続けてきたような選手であれば、心が折れてしまったかもしれませんが、私には「ランナーとして生涯現役」という大きな目標があります。ユージーンの世界選手権も(4月20日から9月14日に延期が決まった)ボストン・マラソンにしても、延期になったからといって死ぬわけじゃないですから(苦笑)。そういう意味では、私はほかの選手に比べ大らかな気持ちで、いま自分ができることをやればいいと腹をくくっているのかなと思います。

――とにかく一刻も早いコロナウイルスの終息を願います。

 コロナが終息した時には、私もいままで以上に精力的に活動したいと思っています。海外レースはもちろん、国内のレースやイベントにも積極的に参加し、いま苦しんでいる観光や地域振興などを少しでも応援できれば。そういう活動は絶対にやっていきたいです。

 最近は、自宅でダンボール10箱ほどに詰めっ放しになっていた過去の陸上関連の資料や記事などを、整理しながら電子化しているところです。その作業中に過去の自分の記事を見つけ、当時の気持ちを思い出したり新たに気づいたりしたこともありますので、そうした話は活動再開後のイベントや講演でお話できたらと思っています。外出自粛が要請されていなければ、資料を整理することもなかったでしょう。そう考えると気持ちが暗く沈みがちな中でも、今後に役立たせればと少しでも前向きになれている気がします。

――最後に、市民ランナーのみなさんにメッセージをお願いします。

 場合によっては(コロナをまき散らしていると)ランナーに社会的な厳しい目が向いているかもしれません。そうした中で日々状況も変わっているので、情報を冷静に見極めることは大切です。まずはコロナに感染しない、感染させないということが第一。その「目的」を達成するための「手段」を、一人一人が冷静に考えることが大切だと思います。

おうち時間に読みたい 川内優輝選手オススメの一冊

『マラソンの青春』(君原健二/高橋進 著)

「五輪に3度出場した伝説のランナー君原健二さんと高橋進コーチの本です。君原さんの赤裸々な言葉が散りばめられており、五輪銀メダリスト(1968年メキシコ五輪)の苦悩や気持ちが心にすごく響きました。他のマラソンランナーの本もいろいろと読みましたが、この『マラソンの青春』が一番読みやすい言葉で選手の気持ちが書いてあり、すべてのランナーにおすすめしたい名著です。この本を読んでから、君原さんをそれまで以上に尊敬するようになり、他の君原さんの本も読みましたが、断トツに素晴らしい本だったと思います」(川内優輝)
(引用終わり)


 川内優輝氏twitter『世界各国のランニング環境の一覧表』


 大事な部分、特に共感した部分を着色・強調しました。 これも僕にとって都合の良い部分だと言われればその通りですが、実に大事な部分だと感じています。 特に『自分で考えて判断する』ということと、『自分の考えを押し付けない』というのは僕が常々言って来たことで、やはりとても大事なことだと思っています。
 特に有名人・影響力の高い人間ほどこういった注意が必要で、先日のたむらけんじ氏のツイートや、山中教授の発信などはもっと川内優輝氏のような気遣いが必要だったのでは無いかと考えます。


 さて、僕はというと、今日はランオフでしたが、午前中に嫁さんを連れて服部緑地に行って来ました

 チューリップを見たり、


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 ヌートリアに草をあげたりしました


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 外来種に餌付けするのは良いことでは有りませんでしたが、そこは多めに見て下さい
 池の浅瀬で草を食べていたので、もしかしたら僕の手からあげても食べるかな? と思ってやってみたら食べてくれました
 本当に慣れてますね。 たぶん手で捕まえることもできると思います。 しませんけど

 本当は母も連れて行ってあげたかったのですが、行きたくても、あまり僕や他人と触れ合う機会・時間が増えるのは好ましく無いと考えているかもしれないので声をかけませんでした。
 
 服部緑地は公園の駐車場を閉鎖しているのも有るせいか、さほど人は多く無かったです。
 近くのコインパーキングが空いてなければ行かないところですが、家を出る前に調べたら空いていたので行くことにしました。 今は携帯から何でも調べらるので便利ですね
 
posted by ちゃんちゃん at 18:30
"自分で情報を収集し、その情報を鵜呑みにせず、きちんと自分の頭で考えて判断することが大事だ"へのコメント
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