第6回プリンセス駅伝in宗像・福津 全日本実業団対抗女子駅伝競走大会予選会記録集(一般社団法人 日本実業団陸上競技連合HPより)
予想通り、優勝は1~3区に強力な布陣を敷いて来た積水化学がそのまま逃げ切り快勝しました。
1区佐藤早也伽選手は実は少し前に体調を崩されたとのことでしたが、意地のラストスパートで区間新記録の走りを魅せました。
2区卜部蘭選手は区間賞こそ逃したものの、区間新で走った2人に続く区間3位。
そしてなんと言っても3区の新谷仁美選手が区間記録を1分15秒も更新する区間新記録で一気に差を付けたのが大きかったです。
10.7kmを32分43秒、ペースは3分03秒/kmです。 10kmの通過正式タイムは解りませんが、30分30秒台で通過したのでは無いかと思われます。 そこで日本女子の10000mの記録を調べてみたのですが、現在の日本記録は2002年に渋井陽子選手が記録した30分48秒89でした。 新谷選手はそのタイムを上回るペースで10.7kmを走破したことになります。 まさに異次元の走り

ただ、クイーンズ駅伝ではチームとしてはもうワンパンチ欲しいところでしょうか。
2位はヤマダホールディングス。
2区の田﨑優理選手が積水の卜部選手を抑えて区間新記録を記録したのを筆頭に、全体的にコンスタントに走りました。
3位は大塚製薬。
こちらも全員が区間上位と安定した走りで上位通過しました。
僕が対抗評価した資生堂は5位。
1区佐藤成葉選手は頑張りましたが区間4位、2区の日隈彩美選手が区間2位と頑張り、3区五島梨乃選手も区間2位、アンカー高島由香選手も区間2位でした。
アンカーに萩谷楓選手を配したエディオンはその萩谷選手が区間新記録を出すも総合6位。
そしてプリンセス駅伝は今年もアクシデントが有りました。
1区では京セラの岡田佳子選手が中継所の50m手前で倒れてそのまま立ち上がれませんでした。
改めてVTRを観てみると、画面に入って来た段階ですでにふらついていて、そこから30mくらいで突然横に倒れてしまいました。 もしかしたら頭も打っているかもしれないくらいの勢いでした。 その後、動かないわけでは無く、最初は悔しがって地面を叩いているようにも見えましたが、もしかしたら痙攣起こしてたのでしょうか・・・ その後のニュースでは脱水症状とのことでしたが・・・
身体が大丈夫で有ることを祈ります。
そしてクイーンズ駅伝出場資格争いでもアクシデントが・・・
ギリギリの14位を走っていた本戦初出場を目指すニトリのアンカー古川璃音選手が失速し、16位に転落した上、最後はかなりフラフラでした。 あれはラスト100mでも止めてあげた方が良かったように思います。 もう本戦は絶望だったんですからね・・・
あと、運営側にひとつ注文を付けておきたいのですが、ゴールの設定が悪いです。
ゲートの位置のさらに少し前に計測用のボードが有ったために、多くの選手がゴール位置を勘違いしていました。 一度止まりかけてうながされてもう一度前に進む感じの選手が多かったです。
ゲートの位置と計測用ボードの位置を合わせるか、もしくはゴールする全選手にゴールテープを張ってあげるとか。
あれは選手達がかわいそうです。
さて、来週は大学女子駅伝第一弾杜の都駅伝です。
こちらは名城大の圧勝でしょうねぇ。 戦力が全く違います。